DNAスコア検査結果-呼吸器系

呼吸器系

呼吸器系

「rs1042713」は、 β2アドレナリン受容体遺伝子(ADRB2遺伝子)のSNPで、GG、GA、AAと3つの遺伝子型があります。

β2アドレナリン受容体は、自律神経に関係するホルモンと結合する受容体であり、代表的な機能は平滑筋の緊張を緩めることです。
平滑筋とは自分の意思では動かす事のできない筋肉のことで、自律神経によってコントロールされています。
そのため、β2アドレナリン受容体は気管支を拡げる役割をしており、呼吸器系の病気に関与することが多いといわれます。

イギリスの研究チームによると、rs1042713においてGAやAAの遺伝子型を持つ小児患者では、一般的な吸入薬(LABA)による喘息の症状が悪化するリスクが高まることが報告されています(参考リンク1)

また、疾患との関係性だけでなく、心肺機能などの身体能力に関わる遺伝子として注目されています。

ギリシャの研究チームの報告によると、習慣的にランニングを行っている男性アスリートでは、rs1042713において遺伝子型にAが対立することと持久力パフォーマンスが関与していることが示唆されています(参考リンク2)
すなわち、rs1042713においてAAの遺伝子型を持つ人はGGの遺伝子型を持つ人よりも持久力に優れる可能性が高いといえます。

参考リンク1:https://www.jacionline.org/article/S0091-6749(15)01734-0/fulltext(小児喘息)

参考リンク2:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20044476/?dopt=Abstract(持久力)