DNAスコア検査結果-落ち込みやすさ

落ち込みやすさ

落ち込みやすさ

「rs12912233」は、RORA遺伝子のSNPでTT、TC、CCと3つの遺伝子型があります。
アメリカ国立衛生研究所で遺伝子と「気分の落ち込みやすさ」との関連が調査されました(参考リンク1)。
性格は多くの遺伝子や環境的要因など複雑な影響をうけて成り立ち、それぞれの遺伝子の影響が絶対的に強いわけではありませんが、イタリア人とアメリカ人について「気分の落ち込み」について研究をした結果、rs12912233という遺伝子が関連していることがわかりました。

このrs12912233ではTが多いほど落ち込みやすい傾向があるという結果が得られました。
つまり、TT,TC,CCの順に落ち込みやすいとされます。ほかに、RORAは脳の様々な場所に分布していて、体の細かな動きを調節する小脳の働きに関係し、免疫機能や、哺乳類における体内時計のリズムとも関係しており、季節性のうつ病や躁うつ病の周期的な気分の変化との関連性も研究されています。

バイオプロジェクトのデータベースによると、アジアに住む人でのTとCの遺伝子の割合は、Tが20%ほど、Cが80%ほどとされています。
気分の落ち込みは、深刻化するとうつ病やそのほかの精神的な病気に繋がる可能性があり、プライベートや仕事にも多大な影響を及ぼします。
この遺伝情報をもとに自分の落ち込みやすさを知ることで、ストレスなどへの対応方法を検討したり、大人であれば人材配置の適材適所、子供であれば適した学習場所や方法を検討すると有益である可能性があります。

「rs1064395」は、NCAN遺伝子のSNPで、AA、AG、GGと3つの遺伝子型があります。
NCAN遺伝子はニューロキャンというタンパク質を作る遺伝情報を持っています。
rs1064395において遺伝子型にAA、AGの様にAを持つと、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症の感受性に悪影響を与える可能性があることもわかっています。(参考リンク2)

参考リンク1:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/snp/rs12912233

参考リンク2:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25220293/