病院での取り違えと親子鑑定

 2018年6月16日にTV放映された「そして父になる」という映画をご存知でしょうか?
『そして父になる』という映画は、とある2つの家族間で子供の取り違えが病院にて判明し、 DNA型鑑定と血液型でその取り違えが確定され、その後の葛藤を描いたものとなっています。

日本ではベビーブームの頃にこの映画のような取り違え事故があったようです。
1973年の日本法医学学会によると昭和32年(1957年)から46年(1971年)までの間に全国で32件もの取り違え事件が報告されています。
諸外国においても同種事件は6件、日本ではその5倍もの悲劇が起きていることになります。
しかもこの32件という数字は報告されたものだけです。
実態はこの10倍はあると推測されています。
近年でも下記のような男性の例が報告されています。

2013年に、1953年に別の赤ん坊と取り違えられていたことがわかった男性が、2億5000万円の賠償を求めて病院を提訴し、3800万円の賠償金を結果として得ています。
この男性は誤って引き取られた家庭で極貧生活を強いられ、中学を卒業すると町工場で働かざるをえず、辛うじて定時制高校を卒業し、トラック運転手をするなどして糊口を凌いできました。
しかし、実の両親には経済的なゆとりがあり、誤って引き取られた子をふくめ兄弟4人が、私立高校から大学や大学院に進んだと言います。(J-cast Newsより参照)

冒頭の「そして父になる」という映画は子供が6歳の時に取り違えが判明しましたが、子供がお腹にいるとき、もしくは生まれた直後にDNA型鑑定を行っていれば、悲劇がここまで拡大しなかったのではないでしょうか?
弊社の代表がDNA型鑑定のサービスを始めたのも、生まれた子供の取り間違いが疑われる状況だったことがきっかけでした。
そのため、このような問題は映画やニュースに出てくる話というだけではなく、身近なところで誰にでも起こりうる可能性があることなのです。

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