DNA鑑定はすり替え可能?偽造防止のための対策をご紹介

2018.08.12

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答えは「技術的には不可能だが、現実にはあり得る」です

DNA鑑定の偽造はテクニカル的に不可能

弊社の申込書に「骨髄移植を受けたか」についての確認項目があります。これは、他人から移植された骨髄に含まれている細胞が、被検者の体内で増殖し、検体として採取される可能性があるからです。しかし、可能性としては限りなく0%に近いことです。
DNA検体を偽造するために、採取を行う皮膚組織に他人の皮膚組織を移植することで自分のDNAを変えたり、検体として採取する口腔上皮などに他人のDNAを持つウィルスなどを感染させるなどの方法も考えられますが、これらの方法で完全に自分のDNAを入れ替えることは不可能です。

不可能なはずなのに、現実ではあり得る?

私的鑑定は、個人が血縁関係を確認するためだけのものですので、そもそも偽造の必要がありません。しかし、裁判用の鑑定であれば、その結果によって数千万から数億円が動くこともあります。
テレビドラマなどでも、検体採取の際、立会人となる鑑定会社のスタッフを買収し、検体を他人のものにすり替える、といったシーンがあります。
これは重大な犯罪ですが、実際検体採取に向かったスタッフが買収されたケースもあります。

DNA鑑定偽造防止のための弊社の取り組み

弊社ではこのような不正行為を防ぐために、地域の法律事務所との提携で、専門のスタッフが立会人として正しく検体採取が行なわれたことを立証し、検体の採取から書類の作成、指紋の押印までを行います。

親子関係が否定された場合は、検体の取り間違いなどのヒューマンエラーを防止するため、再度検査を行います。

DNA鑑定の流れについて

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出生前DNA鑑定が国内で完結する機関です。 父子鑑定も自社ラボで扱っております。 その他、複雑な鑑定に関しましてもご相談ください。