DNAマーカーのSTRとSNP

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父子鑑定・出生前親子鑑定などのDNAを用いる鑑定では、「DNAマーカー」であるSTR(Short Tandem Repeat : 縦列型反復配列)やSNP(Single Nucleotide Polymorphism : 一塩基多型)を用いることがほとんどです。 「DNAマーカー」とは個体間の差異を調べることができる領域(特定のDNA配列)を示します。 STR (Short Tan......

家族関係の不安要素とDNA鑑定

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多くの子供は、その親と家族として長い時間を過ごします。 その時間の中で、損得勘定だけでは決めかねる、人間ゆえに感情が挟まる余地が十分にあるものだと思います。 もちろん、家族のあり方は千差万別で何を以って良好な家族関係と定義するかは人間の数だけ存在するものであると思います。 しかしながら、多くの人が幸せな家族関係の一例として、親は子供に愛情を注ぎ、子供は親に安心を求めるという図式をイメ......

DNAプロファイリング: 犯罪者特定から、家庭の浮気調査まで

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DNAプロファイリングとは、プロファイルと呼ばれる特異的なDNAパターンを個人の検体から解析するプロセスです。 DNAプロファイリングが1980年代に開発された当時は、低精度かつ低感度であったため様々なトラブルが起こりましたが、最近の検査では1億倍以上精度が改善され、最も正確な結果が得られる検査の一つとなりました。 全ての人類は人種に関係なく99.9%以上の遺伝子が......

~足利事件とDNA鑑定~

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DNA鑑定が関連していてよく知られている事件である、足利事件をご存知でしょうか? 栃木県足利市で1990年5月に当時4歳の女児が殺害された事件がありました。 この事件では、現場に残された女児の下着に付着していた精液に対し、精度の低いMCT型1181によるDNA型鑑定(1000人に一人の精度)が行われ、その結果から1991年12月、菅家利和さんが逮捕されました。 1000人に一人の......

故人との血縁関係が知りたい!

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ちょうどひと月まえはお盆でしたね。お墓参りをしたり、孫の顔を見たり見せたりと、何かと忙しい時間を過ごされた方も多いのではないでしょうか。 お盆は故人を想う機会の1つですよね。誰かが亡くなることで明らかになる衝撃の事実も少なくはないでしょうし、それに伴い遺産相続などで血縁関係を明らかにする必要に迫られるかもしれません。 このように、故人との血縁関係を証明する必要がある場合......

DNA鑑定とコンピューターテクロノジー

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1985年、RFLP(Restriction Fragment Length Polymorphism)によるDNA鑑定が初めて公式に発表されたのと同時に、マイクロソフト社はWindowsの初バージョンといくつかの基本ソフトを出荷しました。 翌年、セルマーク社とライフコード社がマルチローカスRFLPを使用したDNA鑑定を公式に開始したのと同時に、マイクロソフト社は株式上場を果......

自社ラボでの検査 ~よりお客様のニーズに応えるために~

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我々SeeDNA法医学研究所は国内にラボを持ち、そこを拠点に一般的なDNA血縁鑑定や出生前の親子鑑定を行っている検査機関です。 出生前親子鑑定を取り扱っている会社は多数ありますが、自社にて検査を行っているのは、国内では我々SeeDNA法医学研究所だけです。 海外でもアメリカとオーストラリアに1カ所ずつ信頼できる検査機関があり、99.9%の父権肯定確率が得られ......

DNAの暗号解読の歴史

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DNAに関して学んだことがある人で、ワトソンとクリックの両名を知らない人はいないでしょう。 この二人によって、DNAの中に並ぶ4種類の塩基の並び方が、生物の特徴を示す暗号らしい事がわかりました。 4種の塩基の配列が具体的に何を表しているかは、アカパンカビというカビの突然変異の研究により解明されました。 DNAの配列が変わると、タンパク質も変化することが発見されたのです。 す......

ミトコンドリア・イブ ~全人類の母系は1人の女性に通ず~

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お父様とお母様から子供が生まれる時、両親から均等に半分ずつ遺伝子をもらっていることはよく知られていますが、実はお母様からしか遺伝しないものがあるということをご存知でしょうか? それはミトコンドリアDNA(mtDNA)と言われるもので、母系でのみ遺伝するとされています。 弊社でもこのmtDNAにあるHV領域(hypervariable region)と呼ばれる非常にDNAの変異が起こ......

遺伝子を解析することで髪の色を確認できる? ~毛髪の色を決定する124個の遺伝子を発見~

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人間の毛髪の色が異なるのは、毛髪に含まれる色素が異なるためです。 黒色の毛髪は遺伝的にユーメラニンという物質を多く含み、フェオメラニンという物質が多く含まれている場合は黄色から茶色の毛髪になります。 ユーメラニンとフェオメラニンの2種類が混在している場合は、2種類の色素が結合することで、様々な色を作り出します。 最近、毛髪の色に関係する124種類もの遺伝子が特定されました。 そ......

DNA検査のインフォームドコンセントと同意書について

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2003年のユネスコ総会にて「ヒト遺伝情報に関する国際宣言」が採択されました。 そこには、DNA検査の利用目的は法医学・医療・研究・法的手続き・その他人権を侵害しない目的のみとし、「検査する際は必ずインフォームドコンセントを行うこと」と書かれています。 つまり、被検者はDNA検査の内容を正しく理解し、それに合意する必要がある、ということです。 さらに、検査を行う者は、被検者が間違いな......

正しい検体の取り扱い方③・口腔(粘膜)上皮編 ~SeeDNA検査員の視点から~

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前回まで血液、精液の正しい取り扱い方について、検査員の視点からお話しさせていただきましたが、今回はDNA鑑定において最もよく使用される検体である口腔(粘膜)上皮の採取方法や送付方法についてお話ししたいと思います。 口腔上皮の検体はいったいどこから取るのかといいますと、口の中の頬の裏側の部分から採取していただきます。 ここを弊社の検体採取キットに含まれている検査用の綿棒で4~5回擦っ......

正しい検体の取り扱い方②・精液編 ~SeeDNA検査員の視点から~

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前回は正しい血液検体の取り扱い方について検査員の視線からお話しさせていただきましたが、今回はDNA鑑定に用いる精液検体の正しい取り扱い方についてお話ししたいと思います。 精液検体は、弊社で取り扱っている特殊検体の中でも選択される頻度が高く、元が液体であるため様々な状況・状態で弊社に送付されてきます。 具体的には以下①, ②, ③のようなものとなります。 ......

正しい検体の取り扱い方①・血液編 ~SeeDNA検査員の視点から~

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DNA鑑定において最も優良な検体として挙げられるのは口腔(粘膜)上皮ですが、弊社では口腔上皮以外にも様々な検体を取り扱っています。 血液、精液、歯ブラシ、たばこの吸い殻など様々な検体がありますが、今回は検査を実際に担当する私が体感している、検体の状態が検査に与える影響について、何回かに分けて紹介したいと思います。 第1回目となる今回は、出生前親子鑑定などに用いられる血液の検体についてお話しさせ......

DNA検査とDNA鑑定の基準の違いについて

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地球上の生物の細胞内には一部のウイルスを除いて必ずDNAが存在しています。 遺伝情報を担う物質であるDNAの多種多様な研究成果により、さまざまな病気とDNAの因果関係がこれまでに認められてきました。 そして最近、DNAはより身近なものとなり、自らの疾病の傾向を事前に把握し将来のリスクに備えるために、自らのDNAの解析を行う「DNA検査」を実施する人が多く見られるようになってきました。 ......

出生前診断

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お腹の中の赤ちゃんに何か異常が無いか、無事に生まれてきてくれるのかを調べる出生前診断というものがあります。 検査の内容には次の様なものがあります。 超音波断層法:超音波をお腹にあてて赤ちゃんの状態を画面で見る方法です。 この方法でわかるのは姿形の異常のある障害についてだけです。 羊水検査:子宮から羊水を採り、中に浮かんでいる赤ち......

擬父がいない場合、父子鑑定は可能?

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毎年最も依頼の多いDNA鑑定の鑑定項目は父子鑑定です。 父子鑑定とは、父と思われる男性(擬父)とお子様のDNAを比較解析することで、生物学的な血縁関係を調べる検査です。なので、擬父のDNAが得られる検体がないと解析ができません。 通常であれば、子供と擬父の口腔上皮の検体採取を行い、そこから抽出されたDNAを分析することで、血縁関係の有無を判定することが出来ます。 また、赤ちゃ......

病院での取り違えと親子鑑定

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 2018年6月16日にTV放映された「そして父になる」という映画をご存知でしょうか? 『そして父になる』という映画は、とある2つの家族間で子供の取り違えが病院にて判明し、 DNA鑑定と血液型でその取り違えが確定され、その後の葛藤を描いたものとなっています。 日本ではベビーブームの頃にこの映画のような取り違え事故があったようです。 1973年の日本法医学学会によると昭和32年(1......

2018年8月7日 めざましテレビ放送の一部誤解を受ける内容の訂正

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2018年8月7日 「めざましテレビ」にて弊社を取り上げた報道で一部誤解を受けかねない表現内容がありましたので、訂正および正確な内容をご報告いたします。 【ナレーション】 手順は鑑定キットを企業が送付し、母親は最寄りの病院で採血、男性の検体と一緒に企業に送ります。 検体は通常頬の内側に綿棒を這わせ口の中の皮を採取しますが......

~DNA情報の現状と今後~

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弊社では、鑑定を進めるにあたり検体を多く取り扱うため、そこから多くのDNA情報が得られることとなります。 ただし、これは匿名化した状態で扱っています。 マスコミや科学系のメディアではDNAは究極の個人情報であり、セキュリティ対策が必須であると大きく取り上げていますが、その理由は良く分からないという人が大多数だと思います。 実際、指紋や電話番号、メールアドレスなどを個人情報とし......

遺伝子検査の落とし穴 ~DNA鑑定と同様に、業者選びは慎重に~

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人種のルーツや身体の遺伝的な特性を手軽に知ることができるものとして、遺伝子検査(DNAテスト)が海外で人気となっています。 日本国内でも、著名人を起用した遺伝子検査のCMが最近放送されています。 しかしながら、検査料金を受け取っておきながら正しい検査を行わず、いい加減な検査結果を報告しているのでは、と指摘される業者がいるというのも実情で......

~NGS(次世代シーケンサー)とは~

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SeeDNA法医学研究所で検査に用いているNGS(Next Generation Sequencer:次世代シーケンサー)とはいったいどのようなものなのでしょうか? そもそも「シーケンサー」という単語を初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。 シーケンサーはDNAを構成するA、T、G、Cの塩基配列を読み解く機械です。 これまでのシーケンサーは多くても一度に約100......

DNA研究の歴史と社会貢献

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DNAが発見されたのは1869年で、ヨハネス・フリードリッヒ・ミーシェルによるものです。 彼は病院の包帯から得た膿(うみ)よりリン酸の多い物質を分離し、これをヌクレオチドと名付けました。 これがDNA研究の始まりです。 DNAが遺伝を担う本体として判明するきっかけとなったのは、フレデリック・グリフィスの研究によるものです。 彼は肺炎双球菌を用い、病原性を持たないR型にS型を混ぜると......

性別と性染色体

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男女の性別というものは、性染色体と呼ばれるX染色体とY染色体の組み合わせで一般的には決定されます。 つまり男性ならばXY、女性ならXXの組み合わせとなります。 弊社では結果報告の際に、被験者の性別をDNA鑑定の結果から(XYか?XXか?)判断して報告書に記載しています。 しかしごくごく稀にではありますが、ご依頼者様が申込書に書かれている性別が女性なのに、DNA鑑定の結果では性染色......

性善説に基づく不妊治療~セカンドオピニオンとしてのDNA鑑定の使い方~

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近年、我が国では晩婚化が進み、また不妊治療に対する知識も広がったことで、実際に不妊治療を行って出産された、という話を聞く頻度も増えてきました。 不妊治療には顕微授精などいくつかの方法があり、採精採卵、洗浄選別、受精、母体に戻すなど様々な行程を経て行われますが、これはすべて人の手を介して行われている作業です。 不妊治療はまたその作業において、産科医、看護師、胚培養士と何人もの人が関わ......

尿でもDNA検査が可能だろうか?

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DNA鑑定をするには、基本的に検体中に細胞核が含まれている必要があります。 それは、DNAが細胞の核内に含まれているためです。 したがって検体としては、通常、毛根がついている髪、精液、血液、皮膚組織などを使用します。 尿の場合95%以上が水であり、そのほかの要素は、尿酸、無機塩類、アンモニア、クレアチン、ウロクロム、アミノ酸、ホルモン、ビタミンなどが含まれています。 細胞核を持......

こんなものからDNAが!?

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こんなものからDNAが!?  暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。最近は仕事終わりのアイスが至福の時間となっています。先日アイスキャンディーを食べた後、ふとこんな事を思いました。 「このアイスの棒でDNA鑑定ができるのでは……」  弊社のDNA鑑定では、口腔上皮(ほほの内側を滅菌綿棒でこすったもの)のご提出が難しい場合、歯ブラシやタバコの吸い殻などを特殊検体としてご......

DNA鑑定に関する誤解

精液検査薬で、精液を確認することが出来る? ?

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答えは、「できない」です「不倫試薬」のうそ隣の韓国では「不倫試薬」を販売した業者が拘束された事件がありました。国内でも中国製の同じようなものがネットショッピングで売られています。商品説明には、下着に男性の精液が付着していれば、下着に「精液検査薬」を付けるだけで1時間で赤い色に変わるため、配偶者の不倫を確認できると宣伝していました。しかし、捜査機関が調べた結果、市販されているフェノー ルレッド(ph......

血液型で親子関係がわかるの?

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■ 新生児の血液型は安定しない。よくお客様から「両親の血液型に対して子供の血液型が合わない」とのお問い合わせを頂きます。それがきっかけで親子鑑定をご依頼されるお客様も多くいらっしゃいます。 そもそも血液型は赤血球の抗体の型を調べることで決まりますが、一歳未満の乳児の場合、成人に比べてその抗体の数が1/3程度しかありません。一歳未満の幼児は血液型の正しい判定が難しい為、生まれてすぐの血液型の検査をし......

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