DNAスコアで分かること

DNAスコアの検査項目

注意力

注意力

注意力とは、ひとつの作業に集中しながらも周りに意識が払える力です。 仕こと、学習、スポーツなどさまざまな状況において欠かせない能力であり、注意力が散漫になるとこと故などのトラブルにつながる可能性があります。

そんな注意力にDNAがある程度影響することが明らかになっています。

ご自身の遺伝子タイプを調べることで、遺伝的な注意力の傾向を確認してみませんか?

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【理論的根拠】

スペインの先行研究から、PID1遺伝子の特定タイプによって注意機能に違いがあることがわかりました。

注意機能に関わるPID1遺伝子の特定領域の名前は「rs4321351」と呼ばれています。

HRTという刺激に対する反応の速さを表すテストを行なったところ、「rs4321351」の遺伝子型と関連していることがわかりました。
また脳の画像解析によって、注意力を司る部位(前頭葉-大脳基底核)の構造とrs4321351の特徴が一致していることが明らかになりました。

グラフ

「rs4321351」には、GG、AG、AAと3つの遺伝子型があり、GGタイプは注意力が高く、AGタイプの人はやや注意力が高い傾向にあります(参考リンク1)

日本人の遺伝子タイプは、GGが2.2%、GAが24.9%、AAが72.9%を示します(参考リンク2)(参考リンク4)

注意力に関する遺伝的な傾向を科学的に確認することで、その人の注意力に合わせた対策を検討できます。
例えば、Aの遺伝子型を持つ人は注意力が散漫になりやすい傾向があり、計画的な予定が立てられない、身の回りの整理整頓が苦手などの可能性があります。
そこで、注意力を高めるために優先順位をつけて予定を組む、部屋を掃除して必要な書類を整理するなど、余計なことに意識が向かない工夫を心がけることができます。

このように、注意力に関する遺伝的な傾向を科学的に確認することで、大人であれば仕事環境、子供であれば学習方法を工夫できるといったメリットがあるのではないでしょうか。

【DNAとの関連メカニズム】

【rs4321351】
注意力
染色体位置 2
遺伝性質 常染色体劣性
遺伝子 PID1
臓器 脳
注意力

注意力に関わるPID1遺伝子は、人に共通する24の染色体の内、2番染色体に位置します。
PID1遺伝子は脳や副腎、脂肪組織に多く存在し、インスリンシグナルというホルモン刺激によって、ブドウ糖を細胞内に取り込む作用に関与しています。
脳の糖尿病とも言われるアルツハイマー病では、注意力の低下が目立ち、アルツハイマー病患者の脳ではPID1の発現が少ないことがわかっています(参考リンク1)

また、アルツハイマー病発症の原因とされている遺伝子の変異や酵素輸送経路の異常は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)患者が注意力散漫になる原因と関係しているのではないかと考えられています。

以上のように「rs4321351」は、注意力といった才能に関係し、注目されているSNPの一つです。