DNA鑑定|一生の悩みを2日で解決|国内自社ラボDNA鑑定

大腿頸部骨折の耐性

大腿頸部骨折の耐性のイメージ画像
  • 大腿頸部骨折とは、大腿骨の頚部(足の付け根)が折れる骨折で、骨密度が下がると起こりやすくなります。
  • DNA領域rs7776725のCタイプを持つ人は大腿頸部骨折のリスクが高い傾向があることが、ソウル大学校の研究でわかりました。
  • 日本人でCを持つ人(TC+CC)の割合は24.1%で、世界平均の46.5%と比べて低いです。

概要

【疾患の概要】 骨密度とは、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどれだけ詰まっているかを表す数値で、骨の強さの目安になります。 骨密度が高いと骨が強く、骨折しにくくなります。反対に骨密度が低いと、軽くぶつけただけでも骨折しやすくなります。

【症状と特徴】 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、体全体の骨密度が下がり、骨がもろくなる病気です。特に高齢者が骨粗鬆症になると、自由に動き回ることが難しくなり、生活の質が下がります。 中でも大腿骨頚部(足の付け根)の骨密度が低く、そこを骨折してしまうと、歩くことや立つことさえ難しくなります。

【治療と注意点】 そのため、骨密度の検査を受けて、骨折を防ぐための対策を早めにとることが大切です。

【遺伝的リスク】 ソウル大学校のChoiらの研究で、大腿頸部骨折へのなりやすさが、rs7776725というDNA領域と関係していることがわかりました。 このDNA領域にはTT、TC、CCの3つの遺伝子型があり、Cを持つ遺伝子型の人は、大腿頸部骨折のリスクが高い傾向があることがわかりました。

大腿頸部骨折の耐性とは何か

大腿頸部骨折の耐性とは、大腿骨頚部(足の付け根)の骨折しにくさを表すものです。この骨折のしにくさは、骨密度(骨にどれだけミネラルが詰まっているかを表す数値)と深く関係しています。骨密度が高いほど、骨折しにくくなります。

骨密度とは何か

骨密度は、骨にどれだけミネラルが詰まっているかを表す数値で、骨の強さを数字で表したものです。骨密度が高いか低いかは、骨折のしやすさに直接関わります。

  • 高い骨密度:骨が強く、骨折しにくい状態です。
  • 低い骨密度:軽くぶつけただけでも骨折しやすい状態です。

大腿頸部骨折が危険な理由

大腿頸部骨折は、高齢者の生活の質を大きく下げる骨折です。具体的には次のような危険があります。

  • 歩行困難:歩くことや立ち続けることが難しくなります。
  • 寝たきりになるおそれ:長い間ベッドで安静にする必要があり、筋力が落ちてしまいます。
  • ほかの病気の発生:肺炎や深部静脈血栓症(足の血管に血のかたまりができる病気)などにかかりやすくなります。
  • 生活の質の低下:食事・着替え・トイレなど、毎日の基本的な動作が難しくなります。

骨密度が下がる原因と骨折予防の比較

比較項目 骨密度低下の原因 予防・改善策
栄養 カルシウム・ビタミンDの不足 乳製品・小魚・緑黄色野菜をとります。
運動 運動不足で骨に刺激が加わりません。 ウォーキング・筋力トレーニングの実施
生活習慣 喫煙・お酒の飲みすぎ たばこをやめ、お酒を控えます。
加齢 ホルモンの変化で骨の量が減ります。 定期的な骨密度検査(エックス線で骨の強さを測る検査)

遺伝子と大腿頸部骨折の耐性の関係

DNA領域rs7776725と骨折リスクの関係

ソウル大学校のChoiらの研究で、大腿頸部骨折へのなりやすさがDNA領域rs7776725と関係していることがわかりました。

  • rs7776725にはTT・TC・CCの3つの遺伝子型が存在します。
  • Cを持つ遺伝子型(TC型・CC型)の人は大腿頸部骨折のリスクが高い傾向があります。

日本人と世界における遺伝子型分布の比較(rs7776725)

遺伝子型 日本人の割合 世界の割合
TT型 75.7% 53.3%
TC型 22.5% 39.3%
CC型 1.6% 7.2%

日本人でCを持つ人(TC+CC)の割合は24.1%で、世界平均の46.5%と比べて約半分です。日本人は、大腿頸部骨折を起こしにくい遺伝子を持つ人が多い傾向がある可能性があります。

DNA領域rs7776725の各遺伝子型を持つ人の割合(日本)

  • TT
    75.7%
  • TC
    22.5%
  • CC
    1.6%

DNA領域rs7776725の各遺伝子型を持つ人の割合(世界)

  • TT
    53.3%
  • TC
    39.3%
  • CC
    7.2%

検査の理論的な根拠

代表的なDNA領域:大腿頸部骨折の耐性

大腿頸部骨折の耐性に最も強く影響するDNA領域は、rs7776725です。 日本人での遺伝子型の割合は下記のとおりです。

  • TT
    75.7 %
  • TC
    22.5 %
  • CC
    1.6 %

検査の根拠

ソウル大学校のChoiらの研究で、大腿頸部骨折へのなりやすさが遺伝子と関係していることがわかりました。人のDNAにはrs7776725という場所があり、そこにはTとCの2種類の違いがあります。Tタイプの違いを持つ人は、大腿頸部骨折のリスクが高い傾向があることがわかりました。

今回調査したDNA領域

細胞の中にあるDNAの地図(イメージ図)

Image
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■

関連遺伝子

関連遺伝子 FAM3C

よくある質問

Q1. 大腿頸部骨折とは何ですか?

大腿頸部骨折とは、大腿骨の頚部(足の付け根の部分)が折れる骨折です。骨密度が下がると起こりやすくなり、特に高齢者では歩けなくなったり、生活の質が大きく下がったりします。骨粗鬆症(骨がもろくなる病気)と深く関係する骨折の一つです。

Q2. 大腿頸部骨折の耐性は遺伝子と関係していますか?

はい。ソウル大学校のChoiらの研究で、DNA領域rs7776725が大腿頸部骨折へのなりやすさと関係していることがわかっています。rs7776725にはTT・TC・CCの3つの遺伝子型があり、Cを持つ遺伝子型の人は骨折のリスクが高い傾向があります。

Q3. 大腿頸部骨折に関係する遺伝子型(rs7776725)は、日本人ではどのような割合ですか?

日本人のrs7776725の遺伝子型の割合はTT型75.7%、TC型22.5%、CC型1.6%です。世界全体ではTT型53.3%、TC型39.3%、CC型7.2%で、日本人はCを持つ人の割合が世界平均より低いという特徴があります。

Q4. 骨密度を高めて大腿頸部骨折を防ぐにはどうすればよいですか?

骨密度を高めるには、カルシウムとビタミンDを十分にとること、体に重さがかかる運動(ウォーキングや筋力トレーニング)を続けること、たばこをやめてお酒を控えることが大切です。また、定期的に骨密度検査(エックス線を使って骨の強さを測る検査)を受けると、骨折しやすい状態に早く気づき、予防につなげることができます。

参考文献