DNA鑑定|一生の悩みを2日で解決|国内自社ラボDNA鑑定

知能

知能のイメージ画像
  • 知能は遺伝子と環境の両方でつくられる複雑な特徴で、DNA領域rs11126331が関わっています。
  • rs11126331のTタイプを持つ人は知能が高い傾向にあることがSavageらの研究で分かりました。
  • 遺伝子スコアである程度予測できるが、教育・家庭の経済状況や社会的な立場・文化などの環境も頭の働きの発達に大きく影響します。

概要

【概要】 いくつかの研究で、遺伝子の影響が頭の働き(認知能力)に関わっていることが分かっています。 たくさんの遺伝子の影響を足し合わせて計算する「遺伝子スコア」を使うと、知能をある程度予測できるとされています。専門的には「ポリジェニックスコア」とも呼ばれます。

【特徴】 ただし、遺伝子スコアで知能を予測することには、いくつかの問題があります。 まず、遺伝子スコアで予測できる範囲はかぎられていて、知能のほんの一部しか説明できません。

【メカニズム】 教育、家庭の経済状況や社会的な立場、文化などの環境も、頭の働きの発達や知能検査の結果に大きく影響します。 さらに、知能という考え方そのものが複雑で、いろいろな面を持っています。そのため、どう定義し、どう測るのがよいかについては、今も議論が続いています。 知能検査の種類によって、調べている能力の面が違うため、検査がどれだけ正しく、安定して測れるかも検査ごとに違います。 また、知能の遺伝子スコアが悪い目的で使われる可能性にも気をつける必要があります。 遺伝子の情報をもとに、人や集団を差別することに使われると、倫理(人としての正しさ)や社会の面で問題が起こるかもしれません。 このように、遺伝子スコアは知能への遺伝子の影響を知る手がかりになりますが、予測できる範囲はかぎられているので、結果は慎重に受け止める必要があります。 知能は遺伝子と環境の両方によってつくられる複雑な特徴です。遺伝子スコアを使うときは、悪用や差別につながらないよう注意することが大切です。

【科学的根拠】 アムステルダム自由大学のSavageらの研究により、知能がrs11126331というDNA領域と関係していることが分かりました。 このDNA領域にはTT,TC,CCの3つの遺伝子型があり、Tを持つ遺伝子型の人は、知能が高い傾向にあることが分かりました。

知能とは何か

知能とは、学ぶ力・問題を解く力・筋道を立てて考える力などをまとめた、頭の働き(認知能力)全体のことです。遺伝子の影響が頭の働きに関わっていることが、いくつかの研究で示されています。

知能に影響する要因とは

知能はひとつの要因で決まるのではなく、遺伝子の影響と環境の影響の両方が組み合わさって働きます。

  • 遺伝子の影響:遺伝子スコア(たくさんの遺伝子の影響を足し合わせた数字)で、ある程度予測できます。
  • 環境の影響:教育、家庭の経済状況や社会的な立場、文化が頭の働きの発達に大きく影響します。

知能を測るときの課題

知能という考え方そのものが複雑でいろいろな面を持っており、どう定義し、どう測るのがよいかについて今も議論が続いています。

  • 知能検査の種類によって、違う面の頭の働きを調べます。
  • 検査ごとに正しく安定して測れるかが異なります。
  • 遺伝子スコアで予測できる範囲はかぎられていて、知能の一部しか説明できません。

遺伝子の影響と環境の影響の比較

比較項目 遺伝子の影響 環境の影響
影響の種類 生まれ持ったDNAの違いによる頭の働きの傾向 教育・文化・家庭の経済状況や社会的な立場
予測の方法 遺伝子スコア 環境の評価・学歴
予測の正確さ かぎられています(知能の一部しか説明できない)。 学歴との関係は強いです。
変えられるか 変えられません(生まれつき)。 変えられます(生まれた後の環境)。

遺伝子スコアを使うときの注意点

知能の遺伝子スコアを使うときは、人としての正しさ(倫理)に配慮する必要があります。

  • 遺伝子の情報をもとにした差別につながるおそれがあります。
  • 遺伝子スコアで予測できる範囲はかぎられており、慎重な受け止め方が必要です。
  • 知能は遺伝と環境の複雑な組み合わせでつくられます。

遺伝子と知能の関係

DNA領域rs11126331と知能の関係

アムステルダム自由大学のSavageらの研究により、DNA領域rs11126331が知能と関係していることが分かりました。

  • rs11126331にはTT・TC・CCの3つの遺伝子型があります。
  • Tタイプを持つ遺伝子型の人は、知能が高い傾向があります。

日本人と世界の遺伝子型の分布(rs11126331)

遺伝子型 日本人の割合 世界の割合
TT型 9.1% 35.7%
TC型 42.2% 48.0%
CC型 48.5% 16.1%

DNA領域rs1389993と知能の関係

rs1389993も知能に関わるDNA領域として見つかっています。

日本人と世界の遺伝子型の分布(rs1389993)

遺伝子型 日本人の割合 世界の割合
GG型 45.3% 34.7%
GC型 44.0% 48.3%
CC型 10.6% 16.8%

DNA領域rs11126331で、日本で各遺伝子型を持つ人の割合

  • TT
    9.1%
  • TC
    42.2%
  • CC
    48.5%

DNA領域rs11126331で、世界で各遺伝子型を持つ人の割合

  • TT
    35.7%
  • TC
    48.0%
  • CC
    16.1%

DNA領域rs1389993で、日本で各遺伝子型を持つ人の割合

  • GG
    45.3%
  • GC
    44.0%
  • CC
    10.6%

DNA領域rs1389993で、世界で各遺伝子型を持つ人の割合

  • GG
    34.7%
  • GC
    48.3%
  • CC
    16.8%

検査の科学的な根拠

代表的なDNA領域:知能

知能に最も強く影響するDNA領域は、rs11126331です。 日本での遺伝子型の分布は下記のとおりです。

  • TT
    9.1 %
  • TC
    42.2 %
  • CC
    48.5 %

ほかに、知能に関わるDNA領域にはrs1389993があります。 日本での遺伝子型の分布は下記のとおりです。

  • GG
    45.3 %
  • GC
    44.0 %
  • CC
    10.6 %

検査の根拠

アムステルダム自由大学のSavageらの研究により、知能が遺伝子と関係していることが分かりました。人間のDNAには、rs11126331という領域があり、この領域にはTとCの2種類のタイプがあります。Tタイプを持つ人は、知能が高い傾向にあることが分かりました。

今回調べたDNA領域

細胞の中にあるDNAマップの模式図

Image
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■
  • ■

関連遺伝子

関連遺伝子 ZNF638
関連遺伝子 BTG3-AS1

よくある質問

Q1. 知能とは何ですか?

知能とは、学ぶ力・問題を解く力・筋道を立てて考える力などをまとめた、頭の働き(認知能力)全体のことです。遺伝子の影響が頭の働きに関わっていることが、いくつかの研究で示されています。たくさんの遺伝子の影響を足し合わせた「遺伝子スコア」で、ある程度予測することもできます。

Q2. 知能に影響する遺伝子は何ですか?

アムステルダム自由大学のSavageらの研究により、DNA領域rs11126331が知能と関係していることが分かりました。この領域でTタイプを持つ人は、知能が高い傾向にあります。ほかに、rs1389993も知能に関わるDNA領域として見つかっています。

Q3. 知能は遺伝で決まりますか?

知能は遺伝子だけでなく、環境も大きく関係します。教育、家庭の経済状況や社会的な立場、文化などが、頭の働きの発達や知能検査の結果に影響します。遺伝子スコアで予測できる範囲はかぎられていて、知能の一部しか説明できません。

Q4. 遺伝子検査で知能の傾向はわかりますか?

DNA領域rs11126331やrs1389993の遺伝子型を調べることで、知能に関する遺伝子の傾向を知ることができます。ただし、遺伝子スコアで予測できる範囲はかぎられているため、結果は慎重に受け止める必要があります。

参考文献