病院では教えてくれない新型出生前診断の真実
新型出生前診断「NIPT」
妊娠7~18週に、お腹の赤ちゃんにダウン症やパトウ症、エドワーズ症などの遺伝疾患がないかを検査する新型出生前診断、名前だけは聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
このNIPTですが、日本で検査される方はそれほど多くなく、毎年200万件ほどのNIPTが行われるアメリカと比較して1/20以下と言われていますが、年々実施件数が増加しており、最近ではママリのようなママコミュニティーでも多く取り上げられる話題の一つになりました。
実は、NIPTと呼ばれる新型出生前診断は、15~25万円という費用を支払って臨床研究に参加しているということはご存じでしょうか。
新型出生前“診断”という名の臨床研究
臨床研究と言われると、「治験(臨床試験)に参加した被験者が新薬の副作用で命を落とした」などの都市伝説のような悪い噂をイメージされる方も多いと思います。
しかし臨床研究は、医学/医療に関する新しい治療法、検査法、薬物などの効果や安全性を評価するために、実際の研究対象者に行われる「研究活動」です。
一般的な病院で病気の診断を行う確定診断ではなく、医療の現場での治療方法や診断方法を改善するための重要な手段となります。
臨床検査とは、患者の診断や治療方針を決定するために医療機関/衛生検査所で行われる検査ですが、NIPTは胎児の染色体数異常による遺伝疾患のリスクを評価する研究を目的として行われるスクリーニング検査「臨床研究」です。
<臨床研究と臨床検査の違い>
項目 | 臨床研究 | 臨床検査 |
---|---|---|
目的 | 新しい治療法・検査法の効果・安全性を調査 | 病気や症状の診断、治療方針を決定するため |
対象 | 研究対象の患者やボランティア | 実際の患者 |
倫理・同意 | 研究倫理委員会の承認が必要、参加者の同意が必要 | 患者の同意は必要だが、倫理委員会の承認は不要 |
NIPTは「診断」ではなく「検査」
NIPTは、一般的に病院で行われる心電図検査やAIDSなど主に性的行為に関連する疾患の検査(STD検査)のような「臨床診断」ではないのですが、「新型出生前“診断”」と呼ばれています。
NIPTはNonInvasive Prenatal Testの略で、「新型出生前“検査”」です。ではなぜ、新型出生前“診断”と翻訳されて使われるようになったのでしょうか。
2019年度の日本産科婦人科学会の報告によると、NIPTの検査数は14,288件にとどまっていることに原因の一つがあると思います。精度の担保された検査を普及させるには、臨床研究で行われる「新型出生前検査」という名称より「新型出生前診断」という名称の方が有効に思われるでしょう。
母体血による胎児染色体検査や非侵襲的出生前遺伝学的検査とまでは言わなくても、診断ではなく 「新型出生前“検査”」として、臨床研究へ参加するということをキチンと伝えるべきではないかと思います。
国内でNIPT検査が導入されてから約10年、ほとんど認知もされていなかった頃と比べると、ここ数年間で検査件数が急増しています。
今後は日本でも、アメリカやヨーロッパ諸国のように妊娠したらNIPT検査を受けるのが当たり前のようになるでしょう。
seeDNAの新型出生前診断
seeDNAの新型出生前診断(NIPT)は、妊娠初期(10週以降)の母親の血液を使って検査することができるため、安心、安全、安価にお腹の中の赤ちゃんの染色体異常を調べることができる検査です。
年齢制限なし、紹介状も不要なため、手軽に世界最高レベルのNIPT検査を受けることができます。
全染色体NIPT
- ● ダウン症候群(21トリソミー)
- ● エドワーズ症候群(18トリソミー)
- ● パトウ症候群(13トリソミー)
- ● ターナー症候群(XO)
- ● クラインフェルター症候群(XXY)
- ● トリプルX症候群(XXX)
- ● XYY症候群(XYY)
- ● 全染色体の異常(異数性)
:1~22番染色体 - ● 性別検査
フルNIPT
全染色体NIPT
+
- ● 1p36 欠失症候群
- ● 4p 欠失症候群
(ウォルフ・ヒルシュホーン症候群) - ● 5p 欠失症候群
(猫鳴き症候群) - ● プラダー ウィリ症候群
- ● アンジェルマン症候群
- ● 22q11.2 欠失症候群
(ディ・ジョージ症候群)
フルNIPTは、全染色体NIPTの項目を全て含みます。
フルNIPTは、全染色体NIPTの項目を全て含みます。
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