ヒューマンエラーによるミス判定リスクを防ぐ弊社の取り組み

2回解析を行うダブルチェックの重要性

最近、他社の鑑定結果に不安を抱いたお客様からのご相談により、当社で改めて鑑定を行うと結果が覆されるというケースが増えています。

なぜこのような事態が起きるのでしょうか?
ポイントは「検査結果の再確認」にあります。

DNA鑑定とはそもそも理論上100%という数値を得られることはありません。また複数の検体を同時に扱っている以上、検体の取り違えによる検査ミスにより誤った結果報告を出してしまうリスクが存在します。

しかし弊社では、2014年の開業以来、DNA鑑定おいて1件の判定ミスもございません。

今回は年間10,000個以上の検体を取り扱う弊社において、これまで判定ミスを起こさなかった最大のポイント「再確認」の重要性を説明いたします。

seeDNAは全ての親子鑑定にダブルチェックを実施

被験者同士の親子関係を調べるためには、2日間複雑な検査工程を1つのミスも起こさず行う必要があります。

仮に正しい生物学的親子であっても、検体の取り違えなどを起こして別人のDNAで検査してしまうと、誤った否定の結果となってしまいます。
ヒューマンエラーを防止して、本当に検査結果に誤りがないことを確認するには、もう一度解析を行う「ダブルチェック」が必須です。

残念ながら、国内では1回だけの解析で結果を報告してしまう業者が多いですが、万が一のミス防止のために絶対に必要な作業であり、seeDNAでは全ての親子鑑定に対してダブルチェックを実施しています。

また、ダブルチェックのために追加検体の提出や追加の費用などは一切不要です。

ダブルチェックの仕組み

1回目の検査で下図左のようにaとbの検体を取り違ってしまい、血縁関係が否定されてしまったと仮定します。

弊社には全てのDNAプロファイルデータを匿名化した状態で保管したデータベースがあり、今回得られたDNAに対して親子関係が成立するデータがあるかを、データベース上の最大10年間の被験者データと比較解析を行います。この作業がダブルチェックです。

このダブルチェックにより、万が一1回目の検査でミスによる否定が発生した場合でも、データベース上で生物学的な実の父親を見つけ出し、下図右のように改めて正確な鑑定結果をご報告することが可能になります。

DNA鑑定は被験者だけではなく、周りの人々の人生に大きく関わる大事な検査です。
これからも愚直にこれまでの検査体制を守り、さらなる高精度のDNA鑑定サービスを提供いたします。