DNA鑑定|一生の悩みを2日で解決|国内自社ラボDNA鑑定

体脂肪率

体脂肪率のイメージ画像
  • 体脂肪率はFTO遺伝子(rs8050136)の影響を受け、AA型はBMIが高く肥満リスクが最も高い
  • 日本人の64.7%がCC型(太りにくい体質)で、AA型はわずか3.8%にとどまる
  • 年齢が上がるほどFTO遺伝子の影響が増大し、思春期以降の体重増加に注意が必要

概要 「自分はたくさん食べていないのに、すぐに太ってしまうのは体質のせいだろうか」と悲しんだことはありませんか。 逆に、「自分の家系は肥満体型が多いから、自分も歳を重ねるうちに太ってしまうのでは…。」と不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。もしかしたら、太りやすい体質は、遺伝子の影響を強く受けている可能性があるかもしれません。 シンシナティ小児病院医療センターの研究によると、肥満度指数(BMI)には遺伝子「FTO」が関わっていることがわかりました(参考リンク1)。 BMIは、肥満度を表す数値で、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算されます(参考リンク2)。 成人の場合、BMIが25.0以上で太りすぎ、30.0以上で肥満となります。 BMIが高いと、脂質異常症や高血圧、2型糖尿病などの生活習慣病をはじめ、多くの疾患のリスクが上がることが明らかになっています(参考リンク3)。 重大な疾患が見つかる前に、遺伝子検査で自分の体質を調べてみませんか? 2. 理論的根拠 「BMIとFTO遺伝子の関係」という研究がシンシナティ小児病院医療センターで行われ、その結果、BMIは遺伝子「FTO」の影響を受けることが分かりました。 この遺伝子は「rs8050136」という領域に影響を与えます。DNA領域「rs8050136」は「CC型」、「CA型」、「AA型」という3種類の遺伝子型分けることができます。 日本人では、「CC型」が多く64.7%を占め、「CA型」が31.5%、「AA型」はわずか3.8%となっています(参考リンク4)。 研究によると、「A」を持っている人は、BMIが高い傾向があります。また、「AA型」の人は食欲旺盛で、太りやすい体質とされます。そのため3つのタイプの中で肥満のリスクが最も高くなる可能性があります。 一方、「CC型」の人はBMIが低く太りにくい体質とされます。 さらに、年齢が上がるほど、遺伝子「FTO」の影響がBMIを大きく左右することが示されています。したがって、「AA型」の人は幼児期に痩せていても、思春期になって太る可能性があるため、注意が必要です(参考リンク5)。 自分の遺伝子タイプを遺伝子検査を通して知ることで、今後の生活に新しい選択肢が見つかるかもしれません。 3. 作用機序 「FTO」という遺伝子は、ヒトに共通する24の染色体のうち16番染色体に位置し、RNAの酸化的脱メチル化を行うタンパク質をコードする遺伝子です。 これまでの研究により、「FTO」と「BMI」の関連性が認められており、この遺伝子は最も肥満に影響を与える遺伝子であることが報告されています。 視床下部で活発に働く「FTO」は、食欲調節領域に作用することでBMIに影響を与えていると推測されています。また、この遺伝子はBMIだけでなく、体脂肪率やウエストの大きさにも影響し、2型糖尿病をはじめとする複数の疾患リスクとも関係しています。 さらに、「FTO」は脂肪細胞の分化にも関与しており、脂肪を蓄える白色脂肪細胞になるか、脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞になるかを制御しています。 このように、遺伝子「FTO」の特定DNA領域である「rs8050136」はBMIと関係し、注目されているSNPの一つです(参考リンク6,7,8)。

体脂肪率とは何か

体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合(%)を示す健康指標です。肥満度を表すBMI(体重kg÷身長m÷身長m)と密接に関連し、BMI 25.0以上で「太りすぎ」、30.0以上で「肥満」と判定されます。BMIが高い人は脂質異常症・高血圧・2型糖尿病をはじめとする複数の生活習慣病リスクが上昇します。

シンシナティ小児病院医療センターの研究により、BMIおよび体脂肪率にはFTO遺伝子(DNA領域rs8050136)が関与していることが判明しました(参考リンク1)。遺伝子検査で自分の体質を知ることで、効果的な体重管理が可能になります。

体脂肪率の基準値はどのくらいか

日本肥満学会の基準では、体脂肪率の標準範囲は以下の通りです。

区分 男性 女性
低い 10%未満 20%未満
標準 10〜19% 20〜29%
やや高い 20〜24% 30〜34%
高い 25%以上 35%以上

太りやすい体質は遺伝するのか

遺伝子FTOのDNA領域「rs8050136」はBMIおよび体脂肪率と関連する、肥満に最も影響を与える遺伝子の一つです。この領域には「CC型」「CA型」「AA型」の3種類の遺伝子型が存在します。

  • CC型(日本人の64.7%):BMIが低く太りにくい体質
  • CA型(日本人の31.5%):中間的なBMI傾向
  • AA型(日本人の3.8%):BMIが高く食欲旺盛で肥満リスクが最も高い

研究により、「A」を持つ人はBMIが高い傾向にあることが確認されています(参考リンク4)。

年齢が上がるとFTO遺伝子の影響はどう変わるか

年齢が上がるほど、FTO遺伝子の影響がBMIを大きく左右することが示されています(参考リンク5)。具体的には以下の特徴があります。

  • AA型の人は幼児期に痩せていても、思春期以降に太る可能性がある
  • 加齢に伴い基礎代謝が低下するため、遺伝的リスクが顕在化しやすい
  • 早期に自分の遺伝子型を知ることで、予防的な生活習慣改善が可能

遺伝子タイプ別の体脂肪率リスク比較

比較項目 CC型 CA型 AA型
日本人の割合 64.7% 31.5% 3.8%
BMI傾向 低い 中間 高い
肥満リスク 低リスク 中リスク 高リスク
食欲傾向 標準 やや旺盛 旺盛

FTO遺伝子と体脂肪率の関連

FTO遺伝子の作用機序とは

FTO遺伝子は16番染色体に位置し、RNAの酸化的脱メチル化を行うタンパク質をコードする遺伝子です。肥満に最も強く影響する遺伝子として報告されています。

FTO遺伝子がBMI・体脂肪率に与える影響のメカニズムは以下の通りです。

  • 食欲調節への作用:視床下部で活発に働き、食欲調節領域に作用してBMIに影響
  • 体組成への影響:BMIだけでなく、体脂肪率やウエスト周囲径にも影響
  • 脂肪細胞の分化制御:脂肪を蓄える白色脂肪細胞と、脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞のどちらになるかを制御
  • 疾患リスクとの関連:2型糖尿病をはじめとする複数の疾患リスクに関与

このように、FTO遺伝子のDNA領域rs8050136は、BMI・体脂肪率との関連で注目されるSNP(一塩基多型)の一つです(参考リンク6,7,8)。

NPC1遺伝子(rs1805081)と体脂肪率の関係

体脂肪率に関連する遺伝子はFTOだけではありません。NPC1遺伝子のDNA領域rs1805081も体脂肪率に関与しています。

  • TT型(日本人の54.8%):標準的な体脂肪率傾向
  • TC型(日本人の38.4%):中間的な傾向
  • CC型(日本人の6.7%):体脂肪率に影響を受けやすい傾向

遺伝子領域rs8050136において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合

  • CC
    68.3%
  • CA
    28.6%
  • AA
    2.9%

遺伝子領域rs8050136において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合

  • CC
    36.4%
  • CA
    47.8%
  • AA
    15.7%

遺伝子領域rs1805081において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合

  • TT
    54.8%
  • TC
    38.4%
  • CC
    6.7%

遺伝子領域rs1805081において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合

  • TT
    39.4%
  • TC
    46.7%
  • CC
    13.8%

検査の理論的根拠

体表的なDNA領域:体脂肪率

体脂肪率 に最も強く影響する遺伝子領域は、rs8050136です。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです。

  • CC
    68.3 %
  • CA
    28.6 %
  • AA
    2.9 %

他に、体脂肪率に関わる遺伝子領域はrs1805081があります。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです

  • TT
    54.8 %
  • TC
    38.4 %
  • CC
    6.7 %

検査の根拠

シンシナティ小児病院医療センターのBahram Namjouらの研究により、BMIは遺伝子FTOの影響を受けることが判明しました。DNA領域rs8050136にはCとAの2種類の変異が存在し、A型を持つ人はBMIが高い傾向にあります。日本人ではCC型が68.3%、CA型が28.6%、AA型が2.9%の分布を示し、世界平均と比較してCC型(太りにくい体質)の保有率が高いことが特徴です。また、NPC1遺伝子のrs1805081領域も体脂肪率に関与しており、複数の遺伝子が相互に作用して体脂肪率を決定しています。

今回調査したDNA領域

細胞中に存在するDNAマップの模式図

Image

関連遺伝子

関連遺伝子 FTO
関連遺伝子 NPC1

よくある質問(FAQ)

Q1. 体脂肪率とは何ですか?

体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合(%)を示す指標です。成人男性の標準値は10〜19%、成人女性は20〜29%です。体脂肪率が高いと脂質異常症・高血圧・2型糖尿病などの生活習慣病リスクが上昇します。BMI(体重kg÷身長m÷身長m)で25.0以上が「太りすぎ」、30.0以上が「肥満」と判定されます(参考リンク2)。

Q2. 体脂肪率に遺伝子は関係しますか?

はい。FTO遺伝子(rs8050136領域)がBMIおよび体脂肪率に影響することがシンシナティ小児病院医療センターの研究で判明しています。AA型の人はBMIが高く肥満リスクが最も高い一方、CC型の人はBMIが低く太りにくい体質です(参考リンク1)。

Q3. FTO遺伝子とは何ですか?

FTO遺伝子は16番染色体に位置し、RNAの酸化的脱メチル化を行うタンパク質をコードする遺伝子です。視床下部の食欲調節領域で働き、BMI・体脂肪率・ウエスト周囲径に影響を与えます。脂肪細胞の分化(白色脂肪細胞か褐色脂肪細胞か)を制御する役割も持ちます(参考リンク6,7,8)。

Q4. 体脂肪率を下げるにはどうすればよいですか?

有酸素運動(週150分以上)と筋力トレーニングの併用が効果的です。食事面では高タンパク・低糖質を意識し、1日の摂取カロリーを消費カロリー以下に抑えることが重要です。遺伝的に太りやすいAA型の人は、より早期から計画的な体重管理が推奨されます。

Q5. 年齢と遺伝子の影響に関係はありますか?

はい。年齢が上がるほどFTO遺伝子の影響がBMIを大きく左右することが研究で示されています。AA型の人は幼児期に痩せていても、思春期以降に太る可能性があるため、早期からの生活習慣管理が重要です(参考リンク5)。

参考文献