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運動能力(持久力)

持久力・運動能力のイメージ画像
  • 持久力は心肺機能・筋持久力・エネルギーを作るしくみの3つの要素からなる、長い時間運動を続ける力です。
  • DNA領域rs8192678のC型変異を持つ人は持久力が高い傾向にあることが研究で分かりました。
  • 定期的な有酸素運動と筋力トレーニングで心肺機能・筋持久力を高めることができます。

概要

【概要】 持久的運動能力(持久力)とは、同じくらいの強さの運動を長い時間続ける力のことです。 この力は、主に心臓と肺のはたらき(心肺機能)、筋肉のねばり強さ(筋持久力)、体がエネルギーを作るしくみの効率など、いくつかの体の要素によって決まります。

【特徴】 持久力は、マラソン、サイクリング、トライアスロンなど、長い時間続けるスポーツや運動で特に大切です。 心肺機能は持久力の中心となる要素です。 心肺機能が高いと、酸素をうまく体に取り込み、血液に乗せて全身の筋肉に届ける力が高くなります。 そのため、筋肉が長い時間エネルギーを作り続けられるようになります。 心肺機能を高めるには、ジョギングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動(呼吸をしながら続ける運動)を定期的に行うのが効果的です。 筋肉のねばり強さも、持久力を支える大切な要素です。 筋持久力とは、ある筋肉が長い時間くり返し縮んだりゆるんだりできる力のことです。 筋持久力を高めるには、軽めの運動を長い時間行うトレーニングや、ほどよい重さをかけた筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)が役立ちます。 これにより筋肉の繊維が強くなり、長い時間の運動にたえられるようになります。 体がエネルギーを作るしくみも、持久力で大切な役割を持っています。 体は主に炭水化物と脂肪をエネルギーのもとにしていますが、長く続ける運動では特に脂肪を使うことが大切です。 脂肪は長い時間の運動で安定してエネルギーを出せるので、持久力を保つには脂肪をうまく使えることが求められます。

【科学的根拠】 シュチェチン大学のMaciejewskaらの研究により、持久力(持久的運動能力)がrs8192678というDNA領域と関係していることが分かりました。 このDNA領域にはCC、CT、TTの3つの遺伝子型があり、Cタイプの変異を持つ人は、持久力が高い傾向にあることが分かりました。

持久力(持久的運動能力)とは何か

持久力(持久的運動能力)とは、同じくらいの強さの運動を長い時間続ける力です。マラソン、サイクリング、トライアスロンなど長い時間続けるスポーツで特に大切な力で、心肺機能・筋持久力・エネルギーを作るしくみの3つの要素で決まります。

持久力をつくる3つの要素

持久力は、次の3つの体の要素によって決まります。

  • 心肺機能:酸素を体に取り込み、血液に乗せて全身の筋肉に届ける力です。
  • 筋持久力:ある筋肉が長い時間くり返し縮んだりゆるんだりできる力です。
  • エネルギーを作るしくみ:炭水化物と脂肪をうまくエネルギーに変えるしくみ

心肺機能が持久力にあたえる影響

心肺機能は持久力の中心となる要素です。心肺機能が高いと、酸素をうまく体に取り込み、血液に乗せて全身の筋肉に届ける力が高くなります。そのため、筋肉が長い時間エネルギーを作り続けられるようになります。

心肺機能を高めるトレーニング方法は次のとおりです。

  • 定期的なジョギング
  • 水泳
  • サイクリングなどの有酸素運動

筋持久力の役割ときたえ方

筋持久力は、ある筋肉が長い時間くり返し縮んだりゆるんだりできる力のことです。筋持久力を高めるには、次のトレーニングが役立ちます。

  • 軽めの運動を長い時間行うトレーニング
  • ほどよい重さをかけた筋力トレーニング

これにより筋肉の繊維が強くなり、長い時間の運動にたえられるようになります。

エネルギーを作るしくみの大切さ

身体は主に炭水化物と脂肪をエネルギーのもとにしています。長く続ける運動では特に脂肪を使うことが大切です。脂肪は長い時間の運動で安定してエネルギーを出せるので、持久力を保つには脂肪をうまく使えることが求められます。

持久力を高めるトレーニングの比べ方

比べる項目 有酸素トレーニング 筋力トレーニング
主な効果 心肺機能アップ 筋持久力アップ
運動例 ジョギング・水泳・サイクリング 軽い重さの筋力トレーニング
主なエネルギーのもと 脂肪中心 炭水化物中心
運動の強さ 軽め〜中くらい・長い時間 中くらい・ほどよい時間
対象スポーツ マラソン・トライアスロン すべてのスポーツの土台となる体力

遺伝子と持久力の関係

DNA領域rs8192678と持久力の関係

シュチェチン大学のMaciejewskaらの研究により、DNA領域rs8192678が持久力と関係していることが分かりました。

  • rs8192678にはCC・CT・TTの3つの遺伝子型があります。
  • C型変異を持つ遺伝子型の人は、持久力が高い傾向があります。

日本人における遺伝子型の割合(rs8192678)

遺伝子型 日本人の割合 世界の割合
CC型 24.5% 45.7%
CT型 49.9% 43.7%
TT型 25.4% 10.4%

日本人ではCC型が24.5%なのに対し、世界全体では45.7%と約1.9倍の差があります。TT型は日本人で25.4%、世界で10.4%と、日本人に比較的多い遺伝子型です。

DNA領域rs8192678において日本で各遺伝子型を持つ人の割合

  • CC
    24.5%
  • CT
    49.9%
  • TT
    25.4%

DNA領域rs8192678において世界で各遺伝子型を持つ人の割合

  • CC
    45.7%
  • CT
    43.7%
  • TT
    10.4%

検査の科学的な根拠

代表的なDNA領域:運動能力(持久力)

運動能力(持久力) に最も強く影響するDNA領域は、rs8192678です。 日本における各遺伝子型の人の割合は下記のとおりです。

  • CC
    24.5 %
  • CT
    49.9 %
  • TT
    25.4 %

検査の根拠

シュチェチン大学のMaciejewskaらの研究により、運動能力(持久力)が遺伝子と関係していることが分かりました。人間のDNAには、rs8192678という場所があり、そこにはCとTの2種類の変異があります。C型の変異を持つ人は、持久力が高い傾向にあることが分かりました。

今回調査したDNA領域

細胞の中にあるDNAマップの模式図

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関連遺伝子

関連遺伝子 PPARGC1A

よくある質問

Q1. 持久力(持久的運動能力)とは何ですか?

持久力とは、同じくらいの強さの運動を長い時間続ける力です。心肺機能・筋持久力・エネルギーを作るしくみの3つの要素からなり、マラソンやサイクリングなど長い時間続けるスポーツで特に大切です。

Q2. 持久力に関連する遺伝子は何ですか?

シュチェチン大学のMaciejewskaらの研究により、DNA領域rs8192678(PPARGC1A遺伝子)が持久力と関係していることが分かりました。C型の変異を持つ人は持久力が高い傾向にあります。

Q3. 持久力を高める方法は?

定期的なジョギング・水泳・サイクリングなどの有酸素運動が心肺機能を高めます。さらに軽めの運動を長い時間行うトレーニングや、ほどよい重さをかけた筋力トレーニングが筋持久力をきたえます。

Q4. 心肺機能と持久力の関係は?

心肺機能は持久力の中心となる要素です。心肺機能が高いと酸素をうまく取り込み、血液に乗せて全身の筋肉に届ける力が高くなります。そのため、筋肉が長い時間エネルギーを作り続けられます。

参考文献