seeDNAロゴアイコン 高血糖

概要

高血糖とは、血液中のグルコース(血糖)が正常よりも高い状態を指します。体は血糖を適切に管理してエネルギーに変えますが、高血糖が続くと身体に悪影響を及ぼします。
高血糖の症状には頻尿、異常な喉の渇き、疲労感、体重減少、視力のぼやけ、傷の治りが遅いなどがあります。これらの症状が出ると、体が血糖をうまく管理できていない可能性があります。
長期間高血糖が続くと、心臓病や腎臓病、神経障害などの合併症を引き起こすリスクが高まります。

高血糖の診断は血糖値の測定によって行います。空腹時血糖値が126 mg/dL以上、または糖負荷試験で200 mg/dL以上、またはHbA1c(ヘモグロビンA1c)が6.5%以上で高血糖と診断されます。
治療には、血糖値を正常範囲に保つための生活習慣の改善(食事管理、定期的な運動、体重の管理)が非常に重要です。

ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のMan Liらの研究により、高血糖の発症リスクがrs182549というDNA領域と関連していることが明らかになりました。
このDNA領域にはCC、CT、TTの3つの遺伝子型があり、Tを持つ遺伝子型の人は、高血糖のリスクが高い傾向にあることが分かりました。

遺伝子領域rs182549において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合

100.00% 0.00% 0.00%
  • CC100.00%
  • CT0.00%
  • TT0.00%

遺伝子領域rs182549において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合

23.23% 49.93% 26.84%
  • CC23.23%
  • CT49.93%
  • TT26.84%

seeDNAロゴアイコン検査の理論的根拠

体表的なDNA領域:高血糖

体表的なDNA領域:高血糖

高血糖 に最も強く影響する遺伝子領域は、rs182549です。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです。

  • CC

    100.0
    %
  • CT

    0.0
    %
  • TT

    0.0
    %

検査の根拠

ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のMan Liらの研究により、高血糖の発症リスクが遺伝子と関連していることが明らかになりました。人間のゲノムには、rs182549という領域が存在し、その領域の遺伝子にはCとTの2種類の変異があります。Cタイプの変異を持つ人は、高血糖のリスクが高い傾向にあることが分かりました。

seeDNAロゴアイコン今回調査したDNA領域

細胞中に存在するDNAマップの模式図

seeDNAロゴアイコン関連遺伝子

関連遺伝子 MCM6

seeDNAロゴアイコン参考文献

  • 関連遺伝子 MCM6
  • 参考リンク : 2017 Jun、Man Liと研究グループがSci Rep に発表したGenome-wide association study of 1,5-anhydroglucitol identifies novel genetic loci linked to glucose metabolismという研究によると高血糖 に関連するrs182549の関連性が認められました。
  • 関連遺伝子 MCM6
  • 参考リンク : 2017 Jun、Man Liと研究グループがSci Rep に発表したGenome-wide association study of 1,5-anhydroglucitol identifies novel genetic loci linked to glucose metabolismという研究によると高血糖 に関連するrs182549の関連性が認められました。