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オメガ3(DHA)の代謝能力

オメガ3(DHA)の代謝能力のイメージ画像
  • DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3脂肪酸という油の一種で、脳・目・心臓や血管の健康を保つために欠かせない栄養素です。
  • DNA領域rs99780のCタイプを持つ人はDHAを代謝する力が高い傾向にあることが研究で分かっています。
  • サーモン・マグロ・サバなどの脂の多い魚や魚油サプリメントからDHAを上手にとることができます。

概要

【概要】 DHA(ドコサヘキサエン酸)は、オメガ3脂肪酸という油の一種で、体の中でたくさんの大切な働きをしています。 魚に多く含まれていて、脂の多い魚(サーモン、マグロ、サバなど)や魚油サプリメントからとることができます。

【特徴】 DHAは主に脳と目に多くあり、その健康を守るのに役立っています。 脳の約30%は脂肪でできていて、DHAは神経細胞を包む膜の大切な材料です。 DHAは神経細胞をやわらかく保ち、情報がスムーズに伝わるようにすることで、考える力や記憶力を保ったり高めたりします。 目の網膜(光を感じる膜)にも多くあり、見ることに関わる神経の働きや網膜の健康を支えて、視力を保つのに役立ちます。 DHAが足りないと、視力が落ちたり考える力が衰えたりする可能性があるため、毎日の食事でとることがすすめられています。 また、DHAには血液中の中性脂肪を下げて血管の健康を保ち、心臓病や高血圧のリスクを抑える働きもあります。

【科学的根拠】 ライデン大学医療センターのRuifang Li-Gaoらの研究により、DHAを代謝する力(体の中で分解して使う力)がrs99780というDNA領域と関係していることが分かりました。 このDNA領域にはCC、CT、TTの3つの遺伝子型があり、Cタイプを持つ人は、DHAを代謝する力が高い傾向にあることが分かりました。

オメガ3(DHA)の代謝能力とは何か

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、オメガ3脂肪酸という油の一種で、脳・目・心臓や血管の働きを保つために欠かせない栄養素です。DHA代謝能力とは、食べ物からとったDHAを体の中で上手に分解して使う力のことです。

DHAの役割と効果

DHAは体の中で、次の3つの場面で大切な働きをしています。

  • 脳の働き:脳の約30%は脂肪でできていて、DHAは神経細胞を包む膜の主な材料です。神経細胞をやわらかく保ち、情報がスムーズに伝わるようにすることで、考える力や記憶力を保ったり高めたりします。
  • 見る働き:目の網膜(光を感じる膜)に多くあり、見ることに関わる神経の働きと網膜の健康を支えます。
  • 心臓・血管の働き:血液中の中性脂肪を下げて血管の健康を保ち、心臓病や高血圧のリスクを抑えます。

DHAが足りないときのリスク

DHAが足りないと、次のようなリスクが高まります。

  • 視力が落ちます。
  • 考える力の衰え
  • 心臓や血管の病気のリスクが高まります。

そのため、毎日の食事でDHAをとることがすすめられています。

DHAを上手にとる方法

DHAは以下の食品・方法から摂取できます。

とり方 DHAの量の目安 特徴
サーモン 100gあたり約1,200mg 含まれる量が多く、とりやすいです。
マグロ 100gあたり約900mg 刺身など生で食べると効率よくとれます。
サバ 100gあたり約1,100mg 缶詰でもとることができます。
魚油サプリメント 製品によって異なります。 魚が苦手な人におすすめです。

遺伝子とDHAを代謝する力の関係

DNA領域rs99780と代謝する力の関係

ライデン大学医療センターのRuifang Li-Gaoらの研究(2021年)により、DNA領域rs99780がDHAを代謝する力と関係していることが分かりました。

  • rs99780にはCC・CT・TTの3つの遺伝子型があります。
  • Cタイプを持つ遺伝子型の人は、DHAを代謝する力が高い傾向があります。

日本人の遺伝子型の割合(rs99780)

遺伝子型 日本人の割合 世界の割合
CC型 44.6% 39.8%
CT型 44.3% 46.5%
TT型 11.0% 13.6%

日本人はCC型の割合が44.6%で、世界平均(39.8%)より高く、DHAを代謝する力が高い遺伝子型を持つ人が多い傾向にあります。

DNA領域rs99780の各遺伝子型を持つ人の割合(日本)

  • CC
    44.6%
  • CT
    44.3%
  • TT
    11.0%

DNA領域rs99780の各遺伝子型を持つ人の割合(世界)

  • CC
    39.8%
  • CT
    46.5%
  • TT
    13.6%

検査の科学的な根拠

代表的なDNA領域:オメガ3(DHA)の代謝能力

オメガ3(DHA)の代謝能力に最も強く影響するDNA領域は、rs99780です。 日本での各遺伝子型の割合は下のとおりです。

  • CC
    44.6 %
  • CT
    44.3 %
  • TT
    11.0 %

検査の根拠

ライデン大学医療センターのRuifang Li-Gaoらの研究により、オメガ3(DHA)を代謝する力が遺伝子と関係していることが分かりました。人のDNAにはrs99780という場所があり、そこにはCとTの2種類のタイプがあります。Cタイプを持つ人は、オメガ3(DHA)を代謝する力が高い傾向にあることが分かりました。

今回調べたDNA領域

細胞の中にあるDNAの地図(模式図)

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関連遺伝子

関連遺伝子 FADS2

よくある質問

Q1. オメガ3(DHA)の代謝能力とは何ですか?

DHA代謝能力とは、体の中でDHA(ドコサヘキサエン酸)を上手に分解して使う力のことです。DNA領域rs99780の遺伝子型によって、代謝の効率に個人差が出ます。Cタイプを持つ人はDHAを代謝する力が高い傾向にあります。

Q2. DHAにはどのような効果がありますか?

DHAは脳の神経細胞を包む膜の主な材料で、考える力や記憶力を保つのに役立ちます。さらに、目の網膜の健康を保つ働きや、血液中の中性脂肪を下げて心臓や血管の病気のリスクを減らす働きもあります。

Q3. DHAの代謝能力に関係する遺伝子は何ですか?

FADS2遺伝子がDHAの代謝に関わっています。ライデン大学医療センターのRuifang Li-Gaoらの研究により、DNA領域rs99780にCタイプを持つ人はDHAを代謝する力が高い傾向にあることが報告されています。

Q4. DHAを上手にとるにはどうすればよいですか?

DHAはサーモン・マグロ・サバなどの脂の多い魚に多く含まれています。週に2〜3回魚を食べることがすすめられています。魚を食べるのが難しい場合は、魚油サプリメントを使うのも効果的です。

参考文献