骨減少症
概要
骨減少症(こつげんしょうしょう、Osteopenia)は、骨の密度が年齢の平均より低くなっている状態を指す医学的な概念で、骨粗鬆症へ進行する前段階として位置づけられます。骨そのものがすぐに折れやすくなるほど弱っているわけではありませんが、骨量が目に見えない形で減ってきており、長期的には骨折リスクの上昇につながります。特に、加齢や閉経によるホルモン変化、運動不足、カルシウムやビタミンDの不足、喫煙や大量飲酒、痩せすぎなどが骨減少症の発生に関与するとされています。診断には主にDXA(デキサ)と呼ばれる骨密度測定が用いられ、その結果「正常」と「骨粗鬆症」の間に該当すると判断されます。
骨減少症と診断されても、大半の場合は生活習慣の改善によって骨の健康を維持・改善することが可能で、適切な栄養摂取、適度な運動、日光浴、禁煙といった取り組みが予防に有効です。骨減少症は病気というより“注意が必要なサイン”であり、この段階で対策を行うことが、将来の骨粗鬆症や骨折を防ぐための大きな鍵となります。
エラスムス医療センターのKarol Estradaらの研究により、骨減少症のリスクがrs3736228というDNA領域と関連していることが明らかになりました。
このDNA領域にはTT、TC、CCの3つの遺伝子型があり、Cを持つ遺伝子型の人は、骨減少症のリスクが高い傾向にあることが分かりました。
遺伝子領域rs3736228において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC54.8%
- CT38.4%
- TT6.7%
遺伝子領域rs3736228において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC74.0%
- CT24.0%
- TT1.9%
遺伝子領域rs9594759において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC71.5%
- CT26.0%
- TT2.3%
遺伝子領域rs9594759において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC23.5%
- CT49.9%
- TT26.5%
遺伝子領域rs4869742において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC3.5%
- CT30.4%
- TT66.0%
遺伝子領域rs4869742において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC48.4%
- CT42.3%
- TT9.2%
遺伝子領域rs3905706において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC35.5%
- CT48.1%
- TT16.3%
遺伝子領域rs3905706において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC58.7%
- CT35.8%
- TT5.4%
遺伝子領域rs9533090において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC87.8%
- CT11.7%
- TT0.3%
遺伝子領域rs9533090において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合
- CC31.5%
- CT49.2%
- TT19.1%
検査の理論的根拠
体表的なDNA領域:骨減少症
体表的なDNA領域:骨減少症
骨減少症 に最も強く影響する遺伝子領域は、rs3736228です。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです。
-
CC
54.8% -
CT
38.4% -
TT
6.7%
他に、骨減少症に関わる遺伝子領域はrs9594759があります。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです
-
CC
71.5% -
CT
26.0% -
TT
2.3%
他に、骨減少症に関わる遺伝子領域はrs4869742があります。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです
-
CC
3.5% -
CT
30.4% -
TT
66.0%
他に、骨減少症に関わる遺伝子領域はrs3905706があります。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです
-
CC
35.5% -
CT
48.1% -
TT
16.3%
他に、骨減少症に関わる遺伝子領域はrs9533090があります。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです
-
CC
87.8% -
CT
11.7% -
TT
0.3%
今回調査したDNA領域
細胞中に存在するDNAマップの模式図
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関連遺伝子
| 関連遺伝子 | LRP5 |
|---|---|
| 関連遺伝子 | LINC02341 |
| 関連遺伝子 | CCDC170 |
| 関連遺伝子 | MPP7 |
| 関連遺伝子 | LINC02341 |