seeDNAロゴアイコン 甘さの好み

概要

甘味の好みは、食生活や文化、遺伝、環境、心理的要因によって形成される個人の嗜好です。幼少期の食習慣が大きく影響し、甘いものに囲まれて育った人は甘味を強く好む傾向がありますが、控えめな食生活を送った人は自然な甘味を好むことが多いです。
文化的背景によっても嗜好が異なり、例えばアジアでは控えめな甘味が好まれる一方、西洋諸国では強い甘味が好まれることが多いです。
また、遺伝子も甘味に対する感受性に影響を与え、甘いものが好きかどうかは遺伝的要因も関連します。 加齢や生活習慣の変化により、甘味に対する嗜好が変わり、自然な甘味をより楽しむようになることもあります。
甘味の好みはこれら多くの要因によって複雑に形成され、個人差が大きいものです。

エディンバラ大学のMay-Wilsonらの研究により、甘さの好みがrs182549というDNA領域と関連していることが明らかになりました。
このDNA領域にはCC、CT、TTの3つの遺伝子型があり、Tタイプの変異を持つ人は、甘さを好む傾向にあることが分かりました。

遺伝子領域rs182549において日本で各遺伝タイプを持つ人の割合

100.00% 0.00% 0.00%
  • CC100.00%
  • CT0.00%
  • TT0.00%

遺伝子領域rs182549において世界で各遺伝タイプを持つ人の割合

23.23% 49.93% 26.84%
  • CC23.23%
  • CT49.93%
  • TT26.84%

seeDNAロゴアイコン検査の理論的根拠

体表的なDNA領域:甘さの好み

体表的なDNA領域:甘さの好み

甘さの好み に最も強く影響する遺伝子領域は、rs182549です。 日本における同型の遺伝子タイプの分布は下記のとおりです。

  • CC

    100.0
    %
  • CT

    0.0
    %
  • TT

    0.0
    %

検査の根拠

エディンバラ大学のMay-Wilsonらの研究により、甘さの好みが遺伝子と関連していることが明らかになりました。人間のゲノムには、rs182549という領域が存在し、その領域の遺伝子にはCとTの2種類の変異があります。Cタイプの変異を持つ人は、甘さを好む傾向にあることが分かりました。

seeDNAロゴアイコン今回調査したDNA領域

細胞中に存在するDNAマップの模式図

seeDNAロゴアイコン関連遺伝子

関連遺伝子 MCM6

seeDNAロゴアイコン参考文献

  • 関連遺伝子 MCM6
  • 参考リンク : 2022 May、Sebastian May-Wilsonと研究グループがNat Commun に発表したLarge-scale GWAS of food liking reveals genetic determinants and genetic correlations with distinct neurophysiological traitsという研究によると甘さの好み に関連するrs182549の関連性が認められました。