犬の血統確認ができるDNA鑑定。血統を調べるメリットとは?
2021.07.05
「血統書付きの犬」
「血統書付きの犬」と聞くと、それだけでとても優秀なイメージが湧いてきます。 血統書とは、人間に例えると戸籍謄本のようなもので、父母、祖父母、曾祖父母と3代前までの家系が明記されています。
しかし、血統書付きだからといって必ずしも安心だとはいえません。
その理由として、血統書はブリーダーの申請によって発行され、団体のほとんどが申請通りに発行します。 そのため、本当にその血統書に記載された親犬から生まれた子なのかは、ブリーダーを信用するしかないというのが現状です。
中には、成長に伴って顔つきや体格が犬種違いな気がするなど、血統書が本当に正しい内容か不安に思われる方もいるのではないでしょうか。
今回は、犬のDNA鑑定を行うメリットをご紹介します。 犬のDNA鑑定とは、親犬と子犬が同じ血統であるかを確認できる犬の親子鑑定です。
血統を証明することのメリット
そもそも、血統書というのはどんな時に必要となるのでしょうか?
ドッグショーに参加させる時や交配時に証明として必要なくらいで、実はペットとして愛犬を飼育している一般のブリーダーにとって必要とする場面はほとんどないのかもしれません。
しかし、血統を確実に証明するということは様々な面において大きなメリットがあります。
犬のDNA鑑定によって血統書に記載してある親犬と子犬の親子関係が肯定された場合は、同じ血統であれば犬種が血統書通りだとはっきりとわかります。
また犬は犬種によって性格や特徴がかなり違います。そのため、正しく犬種を確認できれば性格を理解しやすくなったり、遺伝的にかかりやすい病気、食べ物のアレルギーなどがわかったりと予防がしやすくなります。
犬種ごとに違う性格や特徴、病気のなりやすさ
例えば、噛み癖や吠え癖がつきやすい犬種だとわかれば、それらを踏まえたしつけをすることができます。 噛み癖は成犬になってから問題となることが多く、もし他人を噛んでしまったら大きなトラブルに発展する可能性があります。また、吠え癖はあまりにひどいと騒音問題となる場合もあります。
その他にも運動量が多い犬種だとわかれば散歩の時間をしっかりと確保することで、運動不足によるストレスも軽減しやすくなります。
また、犬種によってもなりやすい遺伝性疾患やイベルメクチン(犬によく使用するフィラリア予防薬)などの薬剤に対する中毒性などが異なるため、愛犬の病気にかかった際の対応にも参考にすることができます。
このように犬種ごとに性格や特徴、病気のなりやすさというのが様々なため、犬種を証明することによって得られるメリットは多いといえます。
seeDNAでは人間だけでなく、犬のDNA鑑定においても大きな実績がございます。愛犬の血統にご不安をお持ちの方は、お気軽にお問合せください。