妊娠中の胎児DNA鑑定とは?鑑定の種類や有効性についてご説明

2021.04.30

出生前DNA鑑定とは

出生前DNA鑑定とは何か

「お腹の子は自分の子どもではないのでは」という疑いや、どの男性との行為による妊娠なのか出産前に確かめたい、そういった不安に対して一番確実な方法が「出生前DNA鑑定」です。

出生前DNA鑑定には、妊娠中の母親の血液を使用する方法と羊水・絨毛膜を使用する方法があります。
当社では母体血を使用する検査は妊娠7週目以降から鑑定可能となり、胎児のDNAと父親の可能性がある男性のDNAを、NGS(次世代DNA配列解析手法)を用いて比較します。
血液を使用する方法であれば、胎児や母体を傷つける心配はありません。
採血は、全国370カ所以上あるseeDNA提携の病院や産婦人科をご紹介します。予約の代行も行います。

出生前DNA鑑定の99%は母体血による検査となります。

出生前DNA鑑定の種類について

当社の出生前DNA鑑定は、「私的鑑定」と「法的鑑定」の2種類があります。鑑定結果の利用方法に合わせて、適切な方をお選びください。

・私的鑑定
主に個人的な親子関係の確認として利用する鑑定です。
検査用キットの郵送だけで鑑定ができ、本人確認書類は一切不要です。
検体採取を依頼人様にお任せするため、調停・裁判といった公的な場での利用は保証できないものとなります。

・法的鑑定
主に親子関係をめぐる裁判や調停や、大使館、入国管理局といった公的な場で、DNA鑑定書を証拠として提出が必要な場合に利用する鑑定です。
法律系事務所にお越し頂き、専門スタッフの立ち合いのもとで検体採取を行っていただきます。
その際に身分証明書確認や検体採取時の写真などを残すため、会社が被験者同士の血縁関係を保証する報告書を発行いたします。
専門スタッフの立ち合いは、全国200カ所以上の提携法律系事務所で無料で行います。

出生前DNA鑑定「私的鑑定」 出生前DNA鑑定「法的鑑定」

「私的」と「法的」どちらを選ぶべきか?

私的鑑定と法的鑑定の精度は全く変わりません。鑑定結果の利用目的が異なります。

状況によって鑑定結果を裁判や調停に利用したい場合は、法的鑑定をおすすめします。
私的鑑定では本人確認と検体採取時の立会いを行っていないため、鑑定書を法的書類として利用できるかは保証ができません。

逆に裁判や調停などは検討しておらず、あくまでも個人的に親子関係を確認したい場合には、私的鑑定をお勧めいたします。
本人確認不要かつ、郵送のやり取りのみで検査が可能なため、手軽にDNA鑑定を受けることができます。

最後に

私的、法的のどちらであっても妊娠中に胎児の親子関係が確認できるという、出生前DNA鑑定の本質に変わりはありません。
妊娠による親子関係に不安を抱えている場合は、どんなにささいなことでも結構ですので、当社までお気軽にお問い合わせください。

妊娠中の胎児DNA鑑定