DNA鑑定での正しい検体採取方法や取り扱いについてご説明

2016.12.20

裁判や入局管理局に提出するために検体採取や書類作成まで専門のスタッフが立ち会って行う法的鑑定に比べ、自宅で検体採取ができる私的DNA型鑑定は必要な書類も比較的少なく、誰でも電話1本で申し込むことができます。

しかし、ご自身で検体採取を行うため、正しく採取されないとDNAの汚染を引き起こし正しい鑑定ができない可能性もあります。
検体が汚染されている、または必要なDNA量が得られないなどの場合は、速やかにお客様に状況を連絡させていただきます。
その後、新しい検体をご提出いただけましたら再鑑定を行います。
提出していただける検体が口腔上皮であれば、何回でも無料にて再鑑定ができるのでご安心ください。
ちなみに、弊社の検体採取キットに記載された通りに検体を採取していただければ、1本の綿棒(口腔上皮)だけでも数十回以上の鑑定ができる分のDNAを得ることができます。
必ずDNA型鑑定キットの指示に従ってください。また、以下の1.-3.の記載内容もご参照ください。

  1. 必ず完全乾燥状態で検体を保管

    弊社のDNA型鑑定キットに付属する綿棒は、滅菌済みの医療用綿棒ですので口に入れても安全です(生まれたばかりの赤ちゃんでも問題ありません)。
    しかし、人間の口腔内にはトイレの便器に溜まっている水より100倍以上も多くの微生物がいるので、少しでも水分が残っていたら微生物が増殖し被験者のDNAまでも分解されてしまいます。
    綿棒に付いている唾液を栄養として増殖した微生物は、ヒトの細胞やDNAを1日で分解してしまい、結果が得られないリスクが上がってしまうので必ず完全乾燥状態で検体を保管してください。
  2. 採取前の飲食について

    検体を採取する前に食べたり飲んだりしてもDNAは変化しませんが、赤ちゃんの場合検体採取の直前に母乳を飲んでしまうとお母様のDNAが混ざるリスクがあります。
    母乳を飲んでから1時間後に採取するのがオススメです。
  3. 他人の検体による汚染

    他人の検体(細胞)や雑菌が混入してしまうと正しい結果が得られません。
    検体を採取する時には被験者以外の方が綿棒の先端を触らないように気をつけてください。
    子供の検体採取を手伝う場合、他人の綿棒を同じ封筒に入れたり、綿棒の先端に偶然触れたりしないように注意してください。

正確な結果を得るためには、お客様の正確な検体採取・返送がとても重要です。
DNA型鑑定キットを使った検体の採取方法について、もっと詳しくはこちら
DNA鑑定のやり方

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出生前DNA鑑定が国内で完結する機関です。 父子鑑定も自社ラボで扱っております。 その他、複雑な鑑定に関しましてもご相談ください。