人間を進化させた良い遺伝子の裏切り

2016.04.23

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人類は長い道のりを歩んできました。

初期の人類は生存することに集中しなければなりませんでした。狩りをしなければ何も食べられず、より強い動物からの絶え間ない脅威にさらされてきました。その中でも強い者のみが生き残り、その優れた遺伝子は今日の私たちに受け継がれています。

しかし、その優れた遺伝子が今の人類にとって弱点だとしたらどうでしょう?ゴールドマン博士の著書「Too Much of a Good Thing」では、初期の人類の狩猟生活に必要であった特性が、現代の人間の生活にとってそれほど有益ではないことを示しています。

人間は食物と水が乏しい時代に進化しました。

初期の採集狩猟民は、食べ物が手に入ると残らず完食していました。彼らはエネルギー貯蔵する方法として体脂肪を必要としたので、体重の減少を妨げるホルモンを開発しました。また狩りの間に体を冷やすために汗をかく必要があり、塩の味を発達させました。私たちは今でも塩を切望しており、必要以上に多くを摂取しています。

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現代の人類はものがあふれている世界に住んでいます。

人間はもはや狩猟をする必要はなくなりましたが、人体はまだ余分なカロリーを摂取して脂肪を溜めるようにプログラミングをされています。また私たちが摂取する過剰な塩分は高血圧を引き起こし、心臓や腎臓を損傷する可能性があります。現代では日々、様々な脅威に直面していないのに、体にはまだ警報を発するシステムが残っています。捕食者に服従したり、捕食者から身を隠したりする本能は内在化しており、心労や鬱病につながる可能性があるとされています。

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このように、肥満、心臓病、および鬱病などの病気は、私たちが遺伝的にかかりやすいものであるということです。現代の人類のDNAが今の生活に則した変化を見せるのは莫大な時間を要することから、解決策としてゴールドマン博士は現代医学の進歩に注目しています。現代の技術は、ヒトゲノム全体の配列決定を比較速やかに行うことができます。つまり、遺伝病のスクリーニング鑑定や治療法を個人の特定の遺伝的要因に合わせることができます。遺伝学をもっと理解することで、私たちは自分の体をもっと寛容にし、セルフケアにより良いアプローチをとることができるでしょう。

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