DNA鑑定による国籍の確認
2018.04.07
DNA型鑑定の精度
最近のDNA型鑑定は、約21,000兆人を一人ずつ見分けられるほどの精度です。
地球上の人口は70億人ほどですので、DNA型鑑定によって正確に個人を同定することできます。
20年前の足利事件で行われたDNA型鑑定に比べると1億倍以上も精度が上がっています。
それでも料金は1/10以下まで落ちているので、最近の技術の発展は本当に凄いですね。(国際基準より高い99.9999999%精度のDNA型鑑定)
DNA型鑑定で分かるもの
新しいDNA型鑑定の技術が開発されてから、DNA型鑑定を用いた個人の識別だけではなく、血縁関係の有無や、妊娠中の母親の血液を用いて胎児の親子鑑定ができるようになっています。
2010年頃からは、自分の先祖を探るための大規模なプロジェクトがアメリカなどで始まりました。
DNA型鑑定の限界
どんなにDNA型鑑定の精度が上がっても、国籍の判定や一卵性双子の見分けは出来ません。(双子兄弟でもDNA型鑑定で父親を確認できる? )
弊社のDNA型鑑定の精度は99.999999%以上ですが、それでも100%であるとは言い切れませんし、国籍などは全く分かりません。
国籍の取得などで入局管理局で使われる法的DNA型鑑定とは、父(母)とされる人との父子(母子)血縁関係を調べるDNA親子(父子)鑑定もしくは、DNA親子(母子)鑑定です。
DNA型鑑定の情報により人種や先祖の系統が分かるだけで、国籍が分かるわけではありません。