こんなものからDNAが!?

2016.08.03

このアイスの棒でDNA型鑑定ができるのでは

こんなものからDNAが!?
暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。最近は仕事終わりのアイスが至福の時間となっています。先日アイスキャンディーを食べた後、ふとこんな事を思いました。 「このアイスの棒でDNA型鑑定ができるのでは……」

 弊社のDNA型鑑定では、口腔上皮(ほほの内側を滅菌綿棒でこすったもの)のご提出が難しい場合、歯ブラシやタバコの吸い殻などを特殊検体としてご提出いただいております。検体によってDNAを抽出できる確率が変わってきますが、その確率は概ね下記の順になっています。

口腔上皮 > 精液※注1 ≧ 毛根の付いた毛髪※注2 > 歯ブラシ > タバコの吸い殻

木製のアイスの棒からは歯ブラシと同程度の確率でDNAを抽出することができる

ここに木製のアイスの棒は食い込めるのでしょうか。
確認してみたところ、木製のアイスの棒からは歯ブラシと同程度の確率でDNAを抽出することができるようです。プラスチック製のアイスの棒もありますが、こちらからはDNAの抽出が非常に難しいです。
血液と毛髪以外の検体に共通することですが、気温が高い時期は特に雑菌が繁殖しやすく、目的のDNAが破壊されてしまう危険性が高くなります。そのため、検体は完全に乾燥した状態でご提出いただく必要があります。棒付きアイスを食べた後はできるだけ早くドライヤーの温風で5分ほど乾燥させていただくか、直射日光の当たらない風通しの良い室内で半日ほど自然乾燥させていただければと思います。
これから夏本番。どの特殊検体を提出しようか迷われたときは、比較的入手しやすい木製のアイスの棒も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

※注1:被検者様以外の方が精液に触れない場合に限ります。被検者様以外のDNAが混ざると血縁関係の有無を判断できず、再鑑定になる場合があります。被検者様以外が採取する場合は、コンドーム内に射精された精液を滅菌綿棒で採取するなど、他者が精液に触れない工夫が必要です。

※注2:一般的に、毛髪で血縁関係を調べる場合は毛根が必要不可欠です。肉眼で毛根が確認できない場合は、血縁関係を判断するのに必要なDNA量が得られない可能性が高いため最低でも3本以上の提出が必要です。毛根がなくても血縁関係を調べることができるのは、母系鑑定のみですのでご注意ください。

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