DNAの形とは?DNAの本当の形についてご紹介

2017.11.04

DNA

DNAとは?

人間だけではなく、植物や昆虫、動物など多くの生物の設計図となる遺伝物質です。
DNAを解析することで病気にかかるリスクを評価し、適切な治療や予防を行うことも可能です。
身体を構成する細胞からDNAを取り出し、その配列を解析することで親子関係、兄弟関係などを調べるDNA型鑑定も行われています。

DNAの形

人間のDNA配列全てを読み取ってから15年が経ち、もはや小学生でもDNAの形として上の図のようなイメージを思い描くようになりました。
しかし、20年前にDNAに触れた私を含む誰もが、図のような綺麗なイメージのDNAを見ることはありません。
実際科学者達が見るのは、下の図のようなぼんやりとしたイメージです。

DNA

DNAの本当の形

これは結晶化したDNAに、人の骨を見る際に使うようなX線を当てて得られたイメージです。
フォト51というニックネームで呼ばれるこのX線のイメージを、複雑な数式により解析すると、上のような2重螺旋構造の図が得られます。
実際のDNAを顕微鏡で見ても、細い糸のようにしか見えません。
あまりにもサイズが小さいからです。
1個の細胞に含まれているDNAの長さは1m以上もなりますが、その太さが0.0000000034mしかないので、性能の良い電子顕微鏡を使っても一般の方がイメージしているような綺麗な形には見えません。

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