出生前DNA鑑定の検査方法や流れについて

2025.06.27

リライティング日:2025年08月12日

出生前DNA鑑定は母体血中の胎児由来セルフリーDNAを解析し、妊娠中に安全に親子関係を調べる検査です。seeDNAは国内初の血液による出生前DNA鑑定を開発し、700カ所のSNV解析で99.99%以上の精度を実現しています。

修正日 2025.09.16

出生前DNA鑑定の現状

出生前DNA鑑定の現状今から10年ほど前までは、お腹の赤ちゃんの父親を調べるには羊水検査や絨毛検査が必要でした。羊水検査は妊娠15〜18週頃に腹部から針を刺して羊水を採取する方法であり、絨毛検査は妊娠10〜13週頃に胎盤組織の一部を採取する方法です。いずれも侵襲的な手技を伴うため、約0.1〜0.3%の割合で流産リスクがあるとされ、母体への身体的・精神的負担も大きいものでした。

しかし、現在は妊婦さんの血液を用いることで母体と胎児に安全な検査ができるようになりました。日本産婦人科学会は、羊水検査や絨毛検査における流産リスクや胎児・妊婦への障害リスクの観点から、親子関係確認を目的とした検査の実施を禁止しています。そのため、国内で行われる胎児DNA鑑定の99%以上は血液による出生前DNA鑑定となっています。

世界で最も多く出生前DNA鑑定が行われているアメリカでは、産婦人科学会(ACOG:American College of Obstetricians and Gynecologists)でも推奨する検査として10万件以上実施されている一般的な検査です。 アメリカではDNA鑑定が法的な親子関係の確認にも広く利用されており、裁判所や行政機関からの依頼で実施されるケースも少なくありません。このように、血液を用いた非侵襲的な出生前DNA鑑定は、安全性と信頼性の両面から世界標準の検査方法として確立されています。(1)

出生前DNA鑑定で用いられるセルフリーDNAとは

出生前DNA鑑定で用いられるセルフリーDNAとは出生前DNA鑑定では、母体血中に存在する胎児由来の「セルフリーDNA(Cell Free DNA:cfDNA)」を分析します。セルフリーDNAとは、細胞の外側、すなわち血漿中に遊離して存在するDNA断片のことです。妊娠中の母親の血液中には、母体由来のcfDNAに加えて、胎盤の栄養膜細胞(トロホブラスト)がアポトーシス(プログラム細胞死)を起こす過程で放出される胎児由来のcfDNAが含まれています。

胎児由来のcfDNAは妊娠4〜5週頃から母体血中に検出され始め、妊娠週数が進むにつれてその割合(胎児分画:fetal fraction)が増加していきます。一般的に妊娠10週以降では母体血中のcfDNA全体の約10〜20%を胎児由来のDNAが占めるとされています。 胎児のDNAは母親と父親から半分ずつ引き継いでいるため、この胎児由来cfDNAを高精度に解析することで、胎児と父親と思われる男性との親子関係を正確に調べることが可能です。

seeDNAでは妊娠6週から検査を受け付けており、早期の段階から親子関係を確認できる体制を整えています。ただし、妊娠初期は胎児分画が低い場合があるため、検体の品質管理には特に細心の注意が払われています。

検査の流れ

検査の流れseeDNAは、2016年に国内初(世界で3番目)となる、母体血を用いた胎児の生物学的父親を特定する出生前DNA鑑定(親子鑑定)の検査方法を開発し、郵送で検査が行えるサービスを開始しました。この技術革新により、妊婦さんが遠方の専門施設まで足を運ぶ必要がなくなり、全国どこからでも手軽にDNA鑑定を受けられる環境が実現しました。

Amazonや会社ホームページから検査へ申し込むだけで、ご指定の場所に検査キットが届きます。届いた検査キットに母親の血液と男性の検体を入れてポストに投函するだけで、最も正確にお腹の赤ちゃんの父親が誰なのかを調べることができます。

検査に必要な母親の血液の採血は病院で行う必要があります。採血する病院の指定はないため、かかりつけの産婦人科などで行うこともできますが、周りにバレずにコッソリ検査を行いたい場合は、seeDNAが提携している全国300カ所以上の病院やクリニックで採血が行えるため、遠方まで検査のために出かける必要はありません。また、採血の予約もseeDNAが代行するため、スムーズに検査が受けられます。

seeDNAの出生前DNA鑑定の流れ

  1. 注文:Amazonや公式サイトからお申し込み。あと払い・分割手数料無料で安心です。
  2. キットが届く:営業時間内の注文は当日発送。往復共に速達便でお届けします。
  3. 医療機関で採血:全国300カ所以上の提携医療機関で採血可能。採血予約もseeDNAが代行します。
  4. ポストに投函:採血した血液と男性の検体をキットに入れ、ポストに投函するだけです。
  5. 検査開始:検体が到着次第、専門の検査員がDNA解析を開始します。
  6. 結果の確認:最短3日で結果をご報告。安心・確実な鑑定結果をお届けします。

検査方法

検体が弊社に届き次第、血液男性の検体から、それぞれ胎児のDNA男性のDNAを抽出します。

母体血に存在する胎児のDNAは非常に壊れやすく、採血から1時間程度で分解され検出できなくなるため、特殊な処理をした採血管を使用しています。seeDNAで使用する専用採血管にはDNAの分解を防止する安定化剤が含まれており、採血後の検体を適切に保存できるよう設計されています。それでも1週間ほどが限界であるため、検体は速やかに郵送する必要があります。(2)

次世代シーケンサー(NGS:Next Generation Sequencer)と呼ばれる最先端のDNA配列分析装置を用いて、胎児のDNAと父親のDNAを解析します。NGSは従来のサンガー法と比較して圧倒的に多くのDNA配列を同時に読み取ることができるため、微量のcfDNAからでも高精度な解析が可能です。SNV(Single Nucleotide Variant:一塩基多型)と呼ばれる700カ所のDNA領域を比較解析することで、血縁関係の有無が最短3日で判明します。

SNVとは、ゲノム上の特定の位置において個人間で異なる一塩基の変異のことです。ヒトのゲノムには数百万カ所のSNVが存在し、その組み合わせは個人によって異なります。親子間では約50%のSNVが一致するため、700カ所という多数のSNVを同時に解析することで、極めて高い精度で親子関係を判定することが可能になります。

検査の精度

700カ所のDNA領域のうち、偶然に350カ所が一致する可能性は限りなく0に近くなります。統計学的に考えると、各SNVの一致が独立した事象であると仮定した場合、700カ所のうち半数が偶然に一致する確率は天文学的に低い数値となり、事実上あり得ない確率です。

DNA領域の配列情報が胎児と父親の間で50%一致すれば「血縁関係あり:父権肯定確率99.99%以上」、一致しなければ「血縁関係なし:父権肯定確率0%」の結果となり、この結果を覆すことは現実的に不可能とされます。父権肯定確率99.99%以上という数値は、国際的なDNA鑑定基準であるAABB(American Association of Blood Banks)の技術レポートにおいても、親子関係の確認に十分な精度として認められています。(3)

歯ブラシや髪の毛など、非常に微量のDNAしか得られない特殊なサンプルを用いても、同様の検査精度で正確な親子関係が判明できる優れた検査です。これは、NGSの高い感度と700カ所のSNV解析による統計的信頼性の高さによるものです。

seeDNA独自のWチェック体制

seeDNAでは、検査の信頼性をさらに高めるために独自の品質管理体制を導入しています。

  • 別室・別担当での解析:胎児のDNAと父親のDNAをそれぞれ違う検査室で別々の検査員が解析します。これにより、検体の取り違えや交差汚染(コンタミネーション)のリスクを最小限に抑えています。
  • 2回分析によるWチェック:さらに2回分析を行い、同じ結果が得られることを確認するWチェックを導入しています。万が一1回目と2回目で結果に差異が生じた場合は、再検査を実施する体制が整っています。
  • 国際品質規格への準拠:ISO9001認証に基づく品質管理システムのもとで全工程が管理されており、検査プロセスの透明性と再現性が保証されています。

国内では正しい知識や検査技術を持たないクリニックが行っているDNA出生前親子鑑定もあるのでご注意ください。検査機関を選ぶ際は、ISO認証の取得状況、検査に使用するSNVの数、Wチェック体制の有無などを確認することが重要です。

DNA鑑定専門機関「seeDNA」の出生前DNA鑑定

seeDNAの出生前DNA鑑定は、妊娠6週という早期の段階からお腹の赤ちゃんの父親を調べることができる画期的な検査です。非侵襲的な血液検査であるため、母体にも胎児にも一切のリスクがなく、安心して受けていただけます。

妊娠6週で
お腹の赤ちゃんの父親がわかる

よくあるご質問

Q1. 出生前DNA鑑定は妊娠何週から受けられますか?

A. seeDNAの出生前DNA鑑定は妊娠6週から受けることができます。母体血中に含まれる胎児由来のセルフリーDNA(cfDNA)を解析するため、侵襲的な手技は一切不要で、母体にも胎児にもリスクがありません。ただし、妊娠週数が早いほど胎児分画(胎児由来DNAの割合)が低い場合があるため、検体の品質によっては再検査が必要になることもあります。

Q2. 検査の精度はどの程度ですか?

A. seeDNAの出生前DNA鑑定では、700カ所のSNV(一塩基多型)領域を解析します。親子関係がある場合は「父権肯定確率99.99%以上」、親子関係がない場合は「父権肯定確率0%」という明確な結果が得られます。さらに、別室・別担当者による2回分析のWチェック体制を導入しているため、結果の信頼性は極めて高いものとなっています。

Q3. 検査に必要な男性側の検体は何ですか?

A. 男性側の検体としては、口腔内の粘膜(綿棒で頬の内側をこすって採取)が一般的ですが、歯ブラシや髪の毛(毛根付き)など、微量のDNAしか得られない特殊なサンプルでも検査が可能です。seeDNAの次世代シーケンサーによる解析技術は感度が高いため、特殊サンプルでも通常の検体と同等の精度で親子関係を判定できます。

Q4. 検査結果が出るまでどのくらいかかりますか?

A. 検体がseeDNAの検査室に到着してから、最短3日で結果が判明します。ただし、検体の状態や検査の混雑状況によっては、多少お時間をいただく場合もあります。営業時間内のご注文であれば検査キットは当日発送され、往復共に速達便を使用するため、全体のスケジュールもスムーズに進行します。

Q5. 周囲にバレずに検査を受けることはできますか?

A. はい、可能です。seeDNAは全国300カ所以上の提携医療機関で採血を行えるため、かかりつけの産婦人科以外の医療機関で採血することができます。採血の予約もseeDNAが代行するため、ご自身で説明する必要はありません。また、検査キットの郵送も外見からは内容物がわからないように配慮されており、プライバシーマーク取得企業として個人情報の保護も徹底されています。

Q6. 羊水検査や絨毛検査との違いは何ですか?

A. 羊水検査や絨毛検査は侵襲的な手技を伴い、約0.1〜0.3%の流産リスクがあるとされています。一方、seeDNAの出生前DNA鑑定は母親の腕からの採血のみで完了する非侵襲的な検査であり、流産リスクは一切ありません。また、日本産婦人科学会は親子関係確認目的での羊水検査・絨毛検査を禁止しているため、現在国内で行われる出生前DNA鑑定のほぼすべてが血液を用いた方法です。

seeDNA遺伝医療研究所の安心サポート

seeDNA遺伝医療研究所は、国際品質規格ISO9001とプライバシー保護のPマークを取得している安心と信頼のDNA鑑定・遺伝子検査の専門機関です。
家族や親子の血縁関係、パートナーの浮気などにお悩みでしたら、DNA鑑定の専門家が、しっかりとご安心いただけるようサポートいたしますのでお気軽にお問合せください。

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医学博士 富金 起範著者

医学博士 富金 起範

筑波大学大学院 生体統御・分子情報医学 修士/博士課程卒業
2017年に国内初となる微量DNA解析技術(特許7121440)を用いた出生前DNA鑑定(特許7331325)を開発

【参考文献】

(1) ヘルシスト, 2020年5月
(2) Scribd, 2021年8月
(3) seeDNA, 2026年5月
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