何日以内に複数の男性との関係をもったら出生前DNA鑑定が必要なの?

2017.08.06

リライティング日:2024年08月17日

生理周期や排卵日から赤ちゃんの父親を特定することは医学的に不正確であり、複数の性交渉がある場合はDNA型鑑定が唯一確実な方法です。出生前DNA鑑定なら妊娠6週から父親の判定が可能です。

生理周期や排卵日で赤ちゃんの父親は決められない

生理周期や排卵日で赤ちゃんの父親は決められない「排卵日を計算すれば、赤ちゃんの父親が誰なのか分かるのではないか」──このようなご相談をいただくことは少なくありません。しかし結論から申し上げると、生理周期や排卵日の計算だけで父親を特定することは医学的にほぼ不可能です。排卵のタイミングは個人差やその月の体調によって大きく変動し、さらに精子の生存期間も考慮すると、性交渉の日付だけで受精日を確定することはできません。本記事では、排卵日による父親推定がなぜ不正確なのかを医学的根拠に基づいて解説し、確実に父親を判定できる唯一の方法であるDNA型鑑定についてご紹介します。(1)

排卵日と妊娠のタイミング ─ オギノ式避妊法の限界

排卵日と妊娠のタイミング ─ オギノ式避妊法の限界私事ではございますが、私は家内との交際から15年目で赤ちゃんが出来ました。二人とも育児の余裕がなかったため、徹底して避妊を行なっていたのですが、受精日の2ヶ月間は排卵日による避妊(オギノ避妊法)を行っておりました。排卵周期による排卵日を計算して避妊することは非常に難しいのだと痛感いたしました。

オギノ式避妊法とは、日本の産婦人科医・荻野久作博士が1924年に発表した「排卵は次回月経開始日の12〜16日前に起こる」という学説に基づき、排卵が予想される期間の性交渉を避ける方法です。しかし、この方法には以下のような医学的限界があります。(2)

  • 排卵日のばらつき:月経周期が28日と規則正しい女性であっても、排卵日は周期ごとに数日ずれることが一般的です。ストレス、体調不良、ホルモンバランスの変化などにより排卵が早まったり遅れたりします。(3)
  • 精子の生存期間:精子は女性の体内で最大5〜7日間生存できることが確認されています。つまり、性交渉から1週間後に排卵が起こっても受精する可能性があるのです。(4)
  • 卵子の受精可能期間:排卵された卵子の受精可能期間は約12〜24時間です。精子の長い生存期間と合わせると、受精が起こりうるウィンドウ(受精可能期間)は想像以上に広くなります。
  • 不規則な月経周期:月経周期が不規則な女性の場合、そもそも排卵日を予測すること自体が極めて困難です。

これらの理由から、オギノ式避妊法の失敗率は一般的な使用で年間約24%と報告されており、避妊法としての信頼性は決して高くありません。そして避妊の信頼性が低いということは、裏を返せば「この日に受精したはず」という推定も同様に不正確であることを意味します。(3)

排卵日による妊娠の判定は正確ではない ─ 産婦人科医の見解

排卵日による妊娠の判定は正確ではない ─ 産婦人科医の見解後に知り合いの産婦人科医に尋ねたところ、「排卵日や、妊娠から何日目か、出産予定日などをそのまま信じたわけじゃないよね!?」などと返されました。

産婦人科の臨床現場では、妊娠週数の確定には超音波検査(エコー検査)による胎児の大きさの測定が用いられます。最終月経開始日から計算する方法(ネーゲレの概算法)はあくまで目安であり、特に妊娠初期の超音波検査で測定されるCRL(頭殿長)による修正が行われるのが標準です。それでも受精日を「何月何日」とピンポイントで特定することは不可能であり、数日から1週間程度の誤差は常に存在します。

もし、複数の男性との性行為により赤ちゃんが生まれた場合、DNA型鑑定で父親を明らかにしたほうが良いと思います。排卵日の推定に頼ることは、科学的根拠に乏しく、誤った結論に至るリスクが非常に高いためです。

なぜ排卵日から父親を特定できないのか ─ 具体的なシナリオ

たとえば、月経周期が28日の女性が月経開始から14日目に排卵すると仮定した場合を考えてみましょう。仮にAさんと10日目に、Bさんと13日目に性交渉があったとします。一見すると、排卵日に近い13日目のBさんが父親であるように思えます。しかし、実際には以下のような可能性が考えられます。

  1. 排卵がストレス等の影響で12日目に早まっていた場合、Aさんの精子(2日間生存)が先に卵子と出会っている可能性がある
  2. Aさんの精子が子宮内で5日間生存し、14日目の排卵時に受精する可能性も十分にある
  3. そもそも排卵日が14日目ではなく11日目や16日目であった可能性もある

このように、精子の生存期間の長さと排卵日の不確実性を考慮すると、数日間の差では父親を特定することは原理的に不可能なのです。(1)

DNA型鑑定は電話やネットから簡単に申請できる

未だにDNA型鑑定は高額で大変な鑑定だと考える方もいらっしゃいますが、個人確認のための鑑定であればお手頃な価格で鑑定が出来ます。準備する書類などはございませんので、電話やネットから簡単に申込みができます。スピード鑑定であれば、最短3日で結果が分かります。

申込後は、鑑定キットを使い、ほおの内側にしっかりあてたままタテヨコ10往復擦った綿棒や毛根が付いた毛髪を入れて返送するだけです。鑑定キットは自宅だけではなく郵便局留めの本人限定便で受け取ることもできます。爪や歯ブラシなどを用いても鑑定ができ、簡単に確実な結果が得られます。

鑑定の流れ

DNA型鑑定で使用できる検体の種類

DNA型鑑定では、さまざまな種類の検体を使用することができます。以下は代表的な検体とその特徴です。

検体の種類採取方法備考
口腔内細胞(綿棒)頬の内側を綿棒で擦る最も一般的で高精度
毛髪(毛根付き)根元から引き抜く毛根が必要
爪・歯ブラシ等使用済みのものを提出特殊検体として対応

出生前DNA鑑定という選択肢 ─ 妊娠中でも父親を判定できる

赤ちゃんが生まれるまで待てない、妊娠中に父親を知りたいというケースでは、出生前DNA鑑定が有効な選択肢となります。近年の技術進歩により、母体の血液中に含まれる胎児由来のcell-free DNA(cfDNA)を解析することで、妊娠6週という早期の段階から非侵襲的に父親を判定することが可能になっています。

従来の出生前鑑定では羊水穿刺や絨毛採取といった侵襲的な手法が必要でしたが、母体血を用いた非侵襲的出生前DNA鑑定(NIPPT)では採血のみで完了するため、母体や胎児へのリスクがほとんどありません。この技術は、母体血中の胎児DNA断片を次世代シーケンサー(NGS)で解析し、推定父親のDNA型と照合することで父子関係を判定する仕組みです。

出生前DNA鑑定が必要となるケース

  • 短期間に複数の男性と性交渉があり、排卵日からは父親を判断できない場合
  • 妊娠の継続や出産後の養育について、父親の確定が意思決定に影響する場合
  • 法的手続き(認知請求、養育費の請求など)のために早期に父子関係を証明する必要がある場合
  • 精神的な不安を早期に解消し、安心して妊娠期間を過ごしたい場合

DNA型鑑定の精度と信頼性

DNA型鑑定は、STR(Short Tandem Repeat:短鎖縦列反復配列)と呼ばれるDNA上の特定領域を解析する方法が主流です。STR解析では、複数の遺伝子座(ローカス)を同時に検査することで、父子関係が存在する場合は99.99%以上の確率で肯定し、父子関係が存在しない場合は100%否定することが可能です。(4)

seeDNAでは、国際品質規格ISO9001とプライバシー保護のPマークを取得しており、鑑定の品質管理とお客様の個人情報保護を徹底しています。DNA型鑑定の結果は科学的に極めて信頼性が高く、家庭裁判所の審判や調停においても証拠として広く採用されています。

DNA鑑定専門機関「seeDNA」の出生前DNA鑑定

妊娠6週で
お腹の赤ちゃんの父親がわかる

よくあるご質問

Q1. 排卵日の計算で赤ちゃんの父親を特定できますか?

A. いいえ、排卵日の計算だけで父親を特定することは医学的にほぼ不可能です。排卵日は月ごとに数日ずれることがあり、精子は女性の体内で最大5〜7日間生存するため、性交渉の日付だけでは受精日を確定できません。確実に父親を判定するにはDNA型鑑定が必要です。

Q2. 出生前DNA鑑定は妊娠何週から可能ですか?

A. seeDNAの出生前DNA鑑定(NIPPT)は、妊娠6週から実施可能です。母体からの採血のみで行うため、羊水穿刺のような侵襲的処置は不要で、母体や胎児へのリスクはほとんどありません。

Q3. DNA型鑑定の精度はどのくらいですか?

A. DNA型鑑定では、父子関係が存在する場合は99.99%以上の確率で肯定し、父子関係が存在しない場合は100%否定することが可能です。科学的に極めて信頼性の高い検査方法です。

Q4. DNA型鑑定の申込みには書類の準備が必要ですか?

A. いいえ、個人確認のためのDNA型鑑定であれば、準備する書類はございません。電話やインターネットから簡単に申込みが可能で、鑑定キットは自宅への配送のほか、郵便局留めの本人限定便での受取りも選べます。

Q5. オギノ式避妊法はなぜ失敗率が高いのですか?

A. オギノ式避妊法は月経周期から排卵日を予測して避妊する方法ですが、排卵日はストレスや体調変化により毎月変動します。さらに精子が体内で最大5〜7日間生存することを考慮すると、安全日の特定が難しく、一般的な使用での失敗率は年間約24%と報告されています。

Q6. 綿棒以外の検体でもDNA鑑定はできますか?

A. はい、毛根が付いた毛髪、爪、歯ブラシなど、さまざまな検体でDNA鑑定が可能です。最も推奨されるのは口腔内細胞(綿棒)ですが、直接採取が難しい場合には特殊検体にも対応しております。詳しくはお気軽にご相談ください。

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seeDNA遺伝医療研究所は、国際品質規格ISO9001とプライバシー保護のPマークを取得している安心と信頼のDNA鑑定・遺伝子検査の専門機関です。
家族や親子の血縁関係、パートナーの浮気などにお悩みでしたら、DNA鑑定の専門家が、しっかりとご安心いただけるようサポートいたしますのでお気軽にお問合せください。

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医学博士 富金 起範著者

医学博士 富金 起範

筑波大学大学院 生体統御・分子情報医学 修士/博士課程卒業
2017年に国内初となる微量DNA解析技術(特許7121440)を用いた出生前DNA鑑定(特許7331325)を開発

【参考文献】

(1) N Engl J Med, 1999年6月
(2) N Engl J Med, 1995年12月
(3) Scand J Gastroenterol, 2004年6月
(4) 日本経済新聞, 2018年8月
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