DNA鑑定とコンピューターテクノロジーの関連性についてご説明

2016.09.13

1985年、RFLP(Restriction Fragment Length Polymorphism)によるDNA型鑑定が初めて公式に発表されたのと同時に、マイクロソフト社はWindowsの初バージョンといくつかの基本ソフトを出荷しました。

翌年、セルマーク社とライフコード社がマルチローカスRFLPを使用したDNA型鑑定を公式に開始したのと同時に、マイクロソフト社は株式上場を果たしました。
1990年代初頭、集団遺伝的な統計を使用することと、鑑定研究所で得られた結果の品質の問題に関してRFLPは司法界で疑問視されました。

同時期、マイクロソフト社はWindows3.0の基本ソフトで品質問題を抱えていました。

しかしながら、同社は1991年にWindows3.1を出荷する一方、DNA型鑑定技術の方では改良された手法である蛍光STR(Short Tandem Repeat)マーカーとChelex抽出が導入され、両者とも危機を脱しました。
1995年、マイクロソフト社の製品の人気は、Windows95の出荷によりさらに高まりました。
同じ年、DNA型鑑定はO.J.シンプソン事件の裁判で世の中から注目され評判を集めました。

英国では犯罪捜査ツールとして国家DNAデータベース(National DNA Database)を立ち上げ、米国では国家的なCombined DNA Index System(CODIS)というシステムを立ち上げました。

これらはWindows98の出荷と同時期です。
サンプルの処理能力と処理速度を向上するため、FBI研究所とその他多くの鑑定研究所では、事件捜査でRFLPを使用するのを2000年時点で止めました。

William Henry "Bill" Gates III

2000年1月13日に、ビル・ゲイツはマイクロソフトが新しい方向に進むために同社のCEOを辞任しました。
21世紀初頭にWindows2000とWindowsXPが開発され、その性能を伸ばし続けてきたのと同時に、ヒトゲノムの16か所の領域を調べるシングル増幅反応の新しいDNA型鑑定キットの開発により、DNA情報の多重鑑定(マルチプレックス)能力も高まってきています。

次世代シーケンサー

現在、当社では最新の分析機器と解析ソフトを用いて解析を行っています。

その中でも次世代シーケンサーは、30年前には全世界の研究者が参加するグローバルプロジェクトで10年以上はかかる解析が1日でできてしまうシステムですが、今のようなコンピューターテクロノジーがなかった時代は想像すらできなかったはずです。

コンピューターテクロノジーは更なる進化を遂げ、スーパーコンピューターを遥かに超える量子コンピューターの実用化が近づいています。
私たちは常に新しいコンピューターテクロノジーに目を向け、最先端の技術による正確な鑑定を行うべく、日々精進しております。
一生の悩みを解決できる大事なDNA型鑑定は私たちseeDNAにお任せください。

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出生前DNA鑑定が国内で完結する機関です。 父子鑑定も自社ラボで扱っております。 その他、複雑な鑑定に関しましてもご相談ください。