DNA親子鑑定の結果は、99.99%が0%より正確である?!
2024.05.10
親子鑑定の結果は0%より99.99%が信頼できる理由
親子DNA鑑定の結果を受け取り、99.99%の父権肯定確率という結果に対して「親子ではない確率が0.01%あるという意味?」と考えてしまう人も多いかと思います。
しかし、この99.99%の父権肯定確率という数値は、0%よりも正確で信頼できる結果なのです。
親子鑑定の結果、父権肯定確率が99.99%で確定された場合、父子/母子の生物学的親子関係を否定することは事実上不可能になります。
逆に父子鑑定を行い、血縁関係が0%という結果なのに鑑定結果が覆ったという例は毎年のように起きていて、国内でも数多くの事例があります。
主な理由としては、検査機関、または検体を提出した被験者側のミスがあります。
親子鑑定を行うときのヒューマンエラーにより、検体の取り間違いが発生した場合、他人の検体を父親として検査をしてしまうので、被験者同士が実際は生物学的親子関係であっても血縁関係が否定されてしまいます。
または、被験者が検体を送る際、親戚や兄弟など父親ではない別人の検体を誤って父親の検体として送られてきた場合も、当然別人の検体となるため、0%の父権肯定確率が得られてしまい、血縁関係が否定されてしまうのです。
DNA鑑定でミスが起きる理由
このようなミス判定のトラブルを防ぐための国際基準があり、DNA検査機関は2回の解析(ダブルチェック)を行い、ヒューマンエラーを防ぐことを定めています。そのため全ての検査機関はDNA鑑定の国際基準を守るべきなのですが、残念ながら国内の検査機関では1回だけの解析で結果を報告してしまう業者がほとんどです。
seeDNAでは、DNA鑑定の際は蓄積した過去データとのダブルチェックを行い、検体の取り間違いや重複がないかを確認します。もちろん、追加の検体や費用はかかりません。また、仮に検体に含まれたDNAが損傷していた場合でも、無料再検査や返金保証付きなので安心してご依頼いただけます。
seeDNAの高精度親子DNA鑑定また、調停、裁判などで親子関係の証明を行う場合には、検体採取の場で検査機関の専門スタッフが立ち会う「法的鑑定」を依頼することで、検体採取の取り間違いやなりすましを防ぐことができます。この場合、別人の検体で誤って鑑定を行う事故を防ぐことができますので、結果はより安心で正確なものとなります。
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キメラ遺伝子の存在
非常に稀なケースですが、生物学的な親子関係があるにも関わらず、父権肯定確0%となる特殊な例を一つご紹介しておきます。
たとえ検査機関が国際基準の鑑定手順を守って2度の解析を行い、さらに検体採取のミスがなかった場合でも、親子鑑定の結果0%は覆されることがあります。
それは、被験者の誰かがキメラという特異なDNA型を持っている場合です。
このキメラとは、異なる個体由来の細胞が融合してできた生物を意味する、ギリシャ語由来の言葉です。
ヒトの場合、受精卵が分裂する際に異常が起こると、複数の胚盤胞が融合してキメラが発生することがあり、その場合、体の一部、または全体が遺伝子的に異なる細胞で構成されてしまうため、DNA鑑定においては父権/母権肯定確率が0%となるリスクがあります。
キメラ遺伝子は、世界でも数件しか確認されていない非常に珍しいケースではありますが、先に紹介した検査機関のミスやなりすましなどによっても0%という結果になることがあるため、やはり99.99%という結果のほうが信頼できる数値であることがわかります。
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