胎児

性別と性染色体

男女の性別は性染色体の組み合わせで決定される

一般的に男女の性別は、性染色体と呼ばれるX染色体とY染色体の組み合わせにより決定されます。男性は「XY」、女性は「XX」の組み合わせとなります。

男女の性分化について簡単に説明いたしますと、人間の受精卵は基本的には女性になるように運命づけられています。

そこにY染色体上にあるSRY遺伝子から刺激(シグナル)を受けることで、男性器が形成されて男性として分化し、シグナルがなければそのまま女性として分化していきます。

次世代胎児性別鑑定なら妊娠7週目から検査できる

次世代 胎児性別検査 半額キャンペーン

一般的に胎児の性別判定は、産婦人科でのエコー検査の場合、妊娠16週ごろから確認ができます。
対して弊社の次世代胎児性別鑑定は、妊娠初期の7週から判定が可能です。

次世代DNA解析装置を導入した独自の遺伝子検査方法により、妊娠中の母親の血液から胎児の性染色体を確認し、性別を確認できる最新技術です。
この技術によってエコー検査では胎児の生殖器が確認できない妊娠初期でも、正確に性別が確認できます。

国内のDNA鑑定業者で妊娠7週からの性別判定ができるのは、seeDNAのみです。
しかも現在、通常の半額価格で次世代性別鑑定をご提供する特別キャンペーンを実施中です。

詳しくは下記ページからご確認ください。
【次世代 胎児性別DNA鑑定キャンペーン情報】

11月末までの限定キャンペーンのため、お得なこの機会にぜひお申込ください。

DNA鑑定は赤ちゃんでも可能?DNA鑑定の安全性についても解説

DNA鑑定の多くは、親子関係を確認するために行われています。
その際に必要な子どものDNAに関して、「何歳からできるのか?」「採取は安全にできるのか?」について説明します。

生まれてすぐの赤ちゃんでも行えます

生まれてすぐの赤ちゃんでも行えます

結論は、DNA鑑定を行うにあたり年齢制限はなく、生まれてすぐの赤ちゃんでも行うことができます。
なぜなら、子どものDNAは父親と母親からDNAを半分ずつ受け継いでおり、一生涯不変であるためです。
それゆえ年齢に関わらず、DNAを解析することで親子関係を確認することができます。

子どもの検体採取に関しては一般的に検査用綿棒を用います。
子どもの頬の内側にしっかりと綿棒を当てたまま、万遍なくタテヨコ10往復こすり口腔上皮細胞を採取します。
採血のような痛みを伴う方法ではなく、柔らかい綿棒で口の中を擦るため、痛みを伴わないで安全に検体を採取することができます。
そのため、生後間もない新生児でも安全にDNA鑑定を受けていただくことができるのです。


 


私的(父子)
鑑定

私的(母子)
鑑定

法的(父子)
鑑定

法的(母子)
鑑定

産まれる前の胎児でも可能です

産まれる前の胎児でも可能です

さらにDNA鑑定は、子どもが産まれる前(胎児)でも可能です。
従来より、羊水に含まれる胎児の細胞が検体として用いられていましたが、母親のお腹に針を刺して採取するため、胎児を傷つけてしまう可能性や流産のリスクを少なからず伴いました。

しかし、DNA解析技術の進歩により、妊娠中の母親の血液を用いて、ごくわずかしか得られない胎児のDNAによる鑑定が可能となりました。
この技術によって母体と胎児を傷つけることなく安全にDNA鑑定が行えます
妊娠6週目以降より母親の血液に胎児のDNAが流れ始めるため、当社では妊娠7週目以降から親子鑑定を行うことが可能です。

以上より、子どものDNA鑑定は何歳からでも受けるが可能なこと、専用の綿棒を用いた採取法は安全性が高いこと、子どもが生まれる前でも妊娠中の母親の血液を用いて安全にDNA鑑定が行えることを理解していただけましたでしょうか。


 


特殊親子鑑定も行っております

さらに当社では、胎児のDNA鑑定に使われる次世代DNA解析方法を、出産後の親子DNA鑑定に用いる特殊親子鑑定も行っております。
この方法によって父権肯定確率99.9999999%以上の結果報告が可能となり、薬物や紫外線により損傷されたDNAを用いても正確な血縁関係が確認できます。

親子関係にご不安をお持ちの方に、自信をもって当社のDNA鑑定をおすすめいたします。


 


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お問合せ

国内のNIPT現状 ~認定施設と非認定施設の違いと求められる役割とは?~

NIPTとは

母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)とは

NIPTとは、胎児に染色体異常がないかを調べる検査手法です。
人の血液にはDNAの断片が混ざっていることから、血液検査によってDNAの大元である染色体の異常を発見することが可能です。
妊娠した女性は6週ごろから血液中に胎児のDNAが混ざり始めるため、NIPTは妊婦から採血することによって実施ができます。

NIPTは高精度の検査方法ですが、その原理はコロナウイルス検査に用いられるPCR検査と同じです。
そのため偽陽性や偽陰性となる可能性もゼロではありません。
よってNIPTの結果が陽性の場合には、追加の確定的検査が必須となります(参考リンク1)。

NIPTで検査可能な疾患

NIPTで発見可能な疾患は染色体の13、18、21番トリソミーです。
トリソミーとは、通常は2本である染色体が3本存在する染色体異常のことであり、13番もしくは18番染色体がトリソミーの場合、90%以上が生後1年以内に亡くなるとされ、また21番の場合はダウン症候群を発症することが知られています。

なお先天性の疾患のうち、染色体異常が原因となるのは全体の4分の1程度です。
このうち約7割が上述した3つのトリソミーです。つまりNIPTがカバーしているのは先天性疾患のうち、2割未満といえます。

PCR

NIPTの認定施設

前述したとおりNIPTは染色体の異常を発見する技術です。
このため、NIPT陽性であっても将来的な発症の程度は分からず、この段階では治療方針を決定することもできません。
また、NIPTはPCR法をベースとしているため、検査精度の確保が必須となります。
日本産科婦人科学会は2013年にNIPTの適切な実施のため、ガイドラインを設定しました。
これを受けてNIPTの認定制度が始まり、現在の認定施設数は109カ所となっています (2020年8月時点)(参考リンク2)。
認定施設については、窓口となっているだけであり実際にその施設で検査を行っているわけではありません。
認定施設で受付後、いくつかの検査機関で臨床研究という形で行われています。

NIPT非認定施設の現状

上述したNIPTの認定登録制度が始まった一方、非認定の施設も存在し、検査事例も報告されています。
厚労省HPの掲載資料によれば、こうした施設は認定施設と同程度あること、また検査件数は非認定施設のほうが多いことが言及されています。
なお、こうした非認定施設における検査の実態はすでに調査されており、下記のような問題点が指摘されています。
・専門外の医師による検査
・検査の事前説明やカウンセリングの未実施
・検査結果の説明がメールのみ (陽性の場合を含む)
・35歳未満でも実施 (年齢によって陽性的中率が変わるため日本産科婦人科学会では35歳以上のみ対象)

NIPTの今後

現在のNIPTが検査対象としているのは、上述した3つのトリソミーだけです。
一方でNIPTはその他の遺伝子病 (遺伝子情報の欠失、重複など)にも応用可能であることから、将来的には対象とする疾患の拡大が期待されています。

NIPTは身体への負担も少なく精度の高い検査方法ではありますが、その反面、適切な実施には高度にトレーニングされた検査施設が必要です。
この点に関しては認定でも、非認定でも検査を行うラボの検査技術が確実であれば、精度自体に違いはありません。
非認定施設がもっとも問われるポイントは専門医によるカウンセリングが正しく実施されているかといえます。
現在の認定施設だけでは、妊娠に不安を持つ人々の大きな需要に応えることができていないのが現状です。
認定施設と非認定の施設が互いに役割を補完しあい、ひとりでも多くの妊婦の方々にとって安心できる出産の環境を作ることが何よりも求められていると言えます。

参考資料

・参考リンク1
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000559098.pdf
・参考リンク2
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000763011.pdf

妊娠中の胎児DNA鑑定とは?鑑定の種類や有効性についてご説明

出生前DNA鑑定とは

出生前DNA鑑定とは何か

「お腹の子は自分の子どもではないのでは」という疑いや、どの男性との行為による妊娠なのか出産前に確かめたい、そういった不安に対して一番確実な方法が「出生前DNA鑑定」です。

出生前DNA鑑定には、妊娠中の母親の血液を使用する方法と羊水・絨毛膜を使用する方法があります。
当社では母体血を使用する検査は妊娠7週目以降から鑑定可能となり、胎児のDNAと父親の可能性がある男性のDNAを、NGS(次世代DNA配列解析手法)を用いて比較します。
血液を使用する方法であれば、胎児や母体を傷つける心配はありません。
採血は、全国370カ所以上あるseeDNA提携の病院や産婦人科をご紹介します。予約の代行も行います。

出生前DNA鑑定の99%は母体血による検査となります。

出生前DNA鑑定の種類について

当社の出生前DNA鑑定は、「私的鑑定」と「法的鑑定」の2種類があります。鑑定結果の利用方法に合わせて、適切な方をお選びください。

・私的鑑定
主に個人的な親子関係の確認として利用する鑑定です。
検査用キットの郵送だけで鑑定ができ、本人確認書類は一切不要です。
検体採取を依頼人様にお任せするため、調停・裁判といった公的な場での利用は保証できないものとなります。

・法的鑑定
主に親子関係をめぐる裁判や調停や、大使館、入国管理局といった公的な場で、DNA鑑定書を証拠として提出が必要な場合に利用する鑑定です。
法律系事務所にお越し頂き、専門スタッフの立ち合いのもとで検体採取を行っていただきます。
その際に身分証明書確認や検体採取時の写真などを残すため、会社が被験者同士の血縁関係を保証する報告書を発行いたします。
専門スタッフの立ち合いは、全国200カ所以上の提携法律系事務所で無料で行います。

私的鑑定 法的鑑定

「私的」と「法的」どちらを選ぶべきか?

私的鑑定と法的鑑定の精度は全く変わりません。鑑定結果の利用目的が異なります。

状況によって鑑定結果を裁判や調停に利用したい場合は、法的鑑定をおすすめします。
私的鑑定では本人確認と検体採取時の立会いを行っていないため、鑑定書を法的書類として利用できるかは保証ができません。

逆に裁判や調停などは検討しておらず、あくまでも個人的に親子関係を確認したい場合には、私的鑑定をお勧めいたします。
本人確認不要かつ、郵送のやり取りのみで検査が可能なため、手軽にDNA鑑定を受けることができます。

最後に

私的、法的のどちらであっても妊娠中に胎児の親子関係が確認できるという、出生前DNA鑑定の本質に変わりはありません。
妊娠による親子関係に不安を抱えている場合は、どんなにささいなことでも結構ですので、当社までお気軽にお問い合わせください。

妊娠中の胎児DNA鑑定

出生前のDNA鑑定で子供の容姿を予測する事はできるのか

妊娠をして、生まれてくる我が子を想像すること

出生前のDNA鑑定とは

出生前のDNA鑑定の多くは親子関係の確認に活用され、妊娠中の母親の血液と父親の可能性のある男性の口内細胞や、毛髪、歯ブラシなどに付着したDNAを解析して比較します。
妊娠週数が進むと母親の血液に胎児のDNAが流れるため、採血によって母体を傷つけることなく胎児のDNAを解析することができるようになりました(弊社では妊娠7週目以降の採血による親子鑑定が可能です)。

そしてDNAの特定の部位を調べることにより、個人の識別だけでなく、さまざまなことが分かるようになってきています。

妊娠をして、生まれてくる我が子を想像することはとても幸せに感じることです。
男の子なのか、女の子なのか、父親似、母親似なのかなども含めて、どのような姿に成長していくのかとても気になるところです。
果たして、母親の血液を用いた出生前のDNA鑑定で子供の容姿を予測することはできるのでしょうか?

容姿が関係することに、性別、顔つき、体型、色素の濃さ、体毛などが挙げられます。
関連性がある遺伝子の一部を示します。

生まれてくる子どもの容姿

容姿に関連性がある遺伝子の例

・性別

性別に関して、性染色体であるY染色体に関する信号を検出することで、性別を判定することができます。

・顔つき

顔つきに関しては、鼻の付け根の高さはPAX3、鼻の幅はPRDM16、目と目の間の距離はTP63、唇の厚みはIRF6、二重まぶたはEMX2という遺伝子との関連性が見つかっています。

・体型

体型に関しては、身長はたくさんの遺伝子が発見されており代表的なHMGA1、BMIという肥満度を表す指標はFTOやGIPR、座高はTBX2という遺伝子との関連性が見つかっています。

・色素の濃さ

色素が関係する肌色、髪色、瞳の色などはOCA2遺伝子との関連性が見つかっています。

・体毛

毛深さはTBX15やBCL2、髪の毛の縮れ具合はEDARという遺伝子との関連性が見つかっています。

以上のような科学的根拠を元に、容姿に関する遺伝子は見つかっていますが、幼少期のデータやアジア人での研究が少ない事から、まだまだ精度は高いとはいえません。
しかし、性別に関しては正確にわかります。
なぜなら、性別は環境要因にされることなく、Y染色体に関する信号が検出されると男の子(XY)、検出されなければ女の子(XX)である可能性が高いといえるためです。

胎児性別DNA鑑定サービスページへ

弊社の「胎児性別DNA鑑定」では、エコー検査で確認できない妊娠初期の時期にも関わらず、早く正確に性別を確認することができます。
妊娠中の胎児 性別DNA鑑定
また、色素の濃さなど体質的なことに関しては予測しやすいと考えられます。
一方で、出生後の環境要因に左右されやすい体型に関しては予測しづらいといえます。
いくら遺伝子的には良くても、生活習慣が乱れている(過食、栄養不足、運動不足など)と体型は崩れてしまいます。

以上のことから、出生前のDNA鑑定で子供の容姿を予測することがある程度は可能と考えられます。
より予測の精度を高めるには、環境的要因に注意すること、容姿に関するより多くの遺伝子が見つかること、日本を含むアジア人での研究データが増えることが望まれます。

出生前DNA鑑定の採血、妊娠7週目未満でもいい?

答えは、「妊娠7週目未満の血液はダメ」です。

出生前鑑定では、妊娠中の女性の血液中に含まれる胎児のDNAと男性のDNAを比較し、その男性が胎児の生物学的な父親かどうかを調べています。一般的に、妊娠6週目から胎児のDNAが母親の血液中に流れ始め、妊娠期間に比例して血液中の胎児のDNA量が増えていき、妊娠14週目以降はほぼ一定になると言われています。

採血

胎児のDNAが母親の血液中に流れ始めるのはなぜ妊娠6週目から?

突然ですが、ここで問題です。なぜ胎児のDNAが母親の血液中に流れ始めるのは妊娠6週目なのでしょうか?もっと早い時期から胎児のDNAが流れててもいいんじゃないかと思いますよね。

この問題を解くには、妊娠期間中に胎児がどのように発達しているのかを知る必要があります。

世界保健機関(WHO)では、最後の月経が始まった日を妊娠初日、つまり「(満) 0週0日」と定義しています。

そして、「0週0日」目の約2週間後に、将来受精卵となり胎児へと成長する卵子が排卵されます。

受精から着床まで6~12日かかるので、妊娠3~4週目にようやく妊娠が成立します。

着床し、妊娠が成立すると胎盤やへその緒が作られはじめ、受精卵は急速に発達して「胎芽」となり、妊娠9週目に「胎児」となります注1。

ちなみに、一般の妊娠検査薬で陽性反応が出るのが妊娠4~5週目ごろで、エコーで胎児の心拍が確認できるのが妊娠6週目ごろとされています。

妊婦

妊娠3~4週目では、微量すぎて検知できません

母親の血液中に胎児のDNAが存在するのは、胎盤を通して胎児由来の細胞が母親の血液中に流れ込むからです注2

胎盤やへその緒の形成がはじまった妊娠3~4週目でも胎児由来のDNAが母親の血液に流れ出しているでしょうが、微量すぎて検知できません。

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妊娠週数を重ねるうちに母体血中の胎児のDNAは量を増していき、ようやく妊娠6週目で検出できるようになり、7週目になるとDNA鑑定で使用できるほどになります。

しかし、母体血中の胎児のDNA量は個人差が大きく、同じ妊娠週数の方でも血縁関係を判定できる量があるかどうかは、実際に検査してみないとわかりません。
さらに、子宮外妊娠や採血時にすでに胎児が亡くなられていた場合は、母体血中の胎児のDNAは検出できません。

稀に妊娠7週目未満で血液をご提出される方がいらっしゃいますが、胎児のDNAが抽出できないため再鑑定となってしまうリスクが高い上に、弊社の無料再検査や返金保証の対象外となります。

エコー写真

DNA鑑定できるのは妊娠7週目以降

まとめると、妊娠が成立するのは妊娠3~4週目で、徐々に母体血中の胎児のDNA量が増えていき、DNA鑑定できるのは妊娠7週目以降となります。

事前に産婦人科でエコーを撮り、正常妊娠であることを確認後、妊娠7週目に入ってから採血を行っていただければと思います。

そして、生理周期や最終生理日、排卵日などによる妊娠期間の計算は正確ではないので、必ず産婦人科で妊娠期間をご確認ください。

»「生理周期や排卵日で父が確認できる??」

注1:弊社のホームページでは妊娠9週未満でも「胎児」という表記で統一しています。

妊娠中の血液DNA鑑定で家族関係の不安要素を払拭

家族のあり方

多くの子供は、その親と家族として長い時間を過ごします。
その時間の中で、損得勘定だけでは決めかねる、人間ゆえに感情が挟まる余地が十分にあるものだと思います。
もちろん、家族のあり方は千差万別で何を以って良好な家族関係と定義するかは人間の数だけ存在するものであると思います。
しかしながら、多くの人が幸せな家族関係の一例として、親は子供に愛情を注ぎ、子供は親に安心を求めるという図式をイメージするのではないでしょうか。

不安要素があるのであれば

そこに至るために何らかの不安要素があるのであれば、排除していくべきだと思います。
例えば正当なパートナーが居るにも関わらず、性的暴力を受け、子供を身籠り、実際の父親がどちらなのか分からないという人がいます。
被害者に近い人々は筆舌に尽くし難い不安や怒り、憤りを抱えるものと思われます。

事を前向きに進めるための手段

冒頭でも記述しましたが、家族の在り方は千差万別で、何が正解かという答えは容易に出せるものではありませんが、各々が考える理想的な家族像を目指し、事を前向きに進めたいと考えるのであれば、何らかの手段を講じるべきであると思います。

弊社から提案できる一つの手段として、出生前血液DNA型鑑定があります。

出生前血液DNA型鑑定

母体から血液を採血し、血中に流れる胎児のDNAを検出し、親子の血縁関係の有無を判定するという方法です。
通常の健康診断などと同様、母親の腕から少量の血液を採取するのみで、母体、胎児共に一切リスクは生じません。
弊社では性暴力の被害にあった方々が安心して妊娠期間を過ごせるように無料にて血液による出生前DNA型鑑定を行っています。
幸せに向って道筋を立てる為の一つの手段として、DNA型鑑定を検討してみるという事が一般に浸透する事を願うばかりです。


生理周期や排卵日で父が確認できる??

排卵日と妊娠

生理周期では正確な父親の確認はできません

出産予定日や受精日

エコーによる赤ちゃんの大きさ、出産予定日、最終生理日、排卵日、受精日などなど・・・産婦人科で聞かれる項目ですが、あくまでも目安として考えたほうが良いです。
日にちをハッキリ伝えたほうが妊婦さんに安心感を与えるので、産婦人科のお医者さんは目安として伝えるているだけです。

高い避妊失敗率

避妊失敗率は膣外射精が23.6%なのに比べ、生理周期による避妊でも20.5%と、それほど変わりはないという報告もあります。
これは生理周期や排卵日、受精日は大きく変わるため正確な判断ができない、という意味です。
そのため、2週間以内に複数の相手と性行為があった場合、お医者さんでも父親を断定することができません。

複数の男性との関係で赤ちゃんの父親を断定できない場合
はDNA型鑑定により血縁関係を確認することができます。

血液やDNA型鑑定で父親が確認できる

血液: 母親の血液と、父とされる男性の口腔上皮(ほおの内側にしっかりあてたままタテヨコ10往復擦った綿棒)や精液などを用いてDNA型を比較する出生前DNA型鑑定により、親子関係を確認することができます。費用は15万円ほどで、一般のDNA型鑑定に比べると高額です。海外では2000年代から鑑定が行われており、開発当時に比べ鑑定の精度は非常に正確になりました。残念ながら日本国内には弊社を除く自社ラボで鑑定できる鑑定機関が無い為、他の業者は海外の鑑定機関への委託解析になります。
妊娠期間中、血液による胎児の出生前DNA型鑑定

出生前DNA型鑑定:母親の血液以外では、羊水を用いてDNA型鑑定ができます。
しかし、赤ちゃんに障害を与える危険があるため、血縁鑑定を目的とした施術ができる産婦人科は少ないです。
鑑定費用は血液を用いた出生前DNA型鑑定に比べ半額程度な上、鑑定期間も短く、すぐに結果を確認できますが、病院での検体採取費用が10万円ほどかかります。
胎児へのリスクやお母様の負担が大きいため、最近では世界的に見ても、羊水での鑑定はほぼ行われていません。
弊社では血液を用いた鑑定であれば、ご希望の地域内で採血可能な病院をご紹介しておりますが、羊水/絨毛膜の採取が可能な病院の紹介はいたしかねるため、お客様ご自身で手配していただく必要があります。

出生後DNA型鑑定:赤ちゃんが生まれてから、簡単にDNA型鑑定を行うことできます。
歯ブラシや毛髪、タバコの吸殻などを用いて鑑定が可能な上、口腔上皮を用いた鑑定であれば最短で3営業日で結果が分かります。
弊社では1.98万円でアメリカのFBIのガイドラインよりも高い精度の鑑定を行っておりますので、正確に血縁関係を確認することが出来ます。
国際基準より高い精度の次世代DNA型鑑定

複数の男性との関係で赤ちゃんの父親を断定できない場合

生理周期や排卵日で赤ちゃんの父親は決められない

赤ちゃんの父親を決められない

排卵日と妊娠のタイミング

私事ではございますが、私は家内との交際から15年目で赤ちゃんが出来ました。 二人とも育児の余裕がなかったため、徹底して避妊を行なっていたのですが、受精日の2ヶ月間は排卵日による避妊(オギノ避妊法)を行っておりました。
排卵周期による排卵日を計算して避妊することは非常に難しいのだと痛感いたしました。

排卵日による妊娠の判定は正確ではない

後に知り合いの産婦人科医に尋ねたところ、排卵日や、妊娠から何日目か、出産予定日などをそのまま信じたわけじゃないよね!?などと返されました・・・
もし、複数の男性との性行為により赤ちゃんが生まれた場合、DNA型鑑定で父親を明らかにしたほうが良いと思います。

DNA型鑑定は電話やネットから簡単に申請できる

未だにDNA型鑑定は高額で大変な鑑定だと考える方もいらっしゃいますが、個人確認のための鑑定であればお手頃な価格で鑑定が出来ます。
準備する書類などはございませんので、電話やネットから簡単に申込みができます。
スピード鑑定であれば、最短4日で結果が分かります。
申込後は、鑑定キットを使い、ほおの内側にしっかりあてたままタテヨコ10往復擦った綿棒や毛根が付いた毛髪を入れて返送するだけです。
鑑定キットは自宅だけではなく郵便局留めの本人限定便で受け取ることもできます。
爪や歯ブラシなどを用いても鑑定ができ、簡単に確実な結果が得られます。

鑑定の流れ

DNA親子鑑定と離婚後300日問題②【問題の解決】

DNA親子鑑定と離婚後300日問題

離婚後300日問題の解決のために

前回、離婚後300日問題の問題点について書きましたが、今回はその続きの解決方法についてです。
DNA親子鑑定と離婚後300日問題①を読まれていない方は、そちらを先にお読みください。

前回の記事をお読みくださった方から、「離婚後に懐胎していることが明らかになった場合は、どうすればよいか」というご質問を頂きました。
この方のように、離婚後に懐胎していることが明らかな場合は問題ありません。
2007年以降には、離婚後300日以内に生まれた子どもであっても、産婦人科の医師から「懐胎時期に関する証明書」を発行してもらえますので、実際の父親の子どもとして出生届けを受理することが可能となっています。

しかし、現実には300日問題を抱える方のほとんどは離婚成立前の妊娠のようです。

DNA型鑑定による離婚後300日問題の解決

以前は、無国籍児童とならないための解決方法は、実父の如何に関わらず、元夫の子どもとして戸籍をつくることでした。
DNA型鑑定がなかった時代、DNA型鑑定の普及以前には、仕方なくこの方法を選択した夫婦も多かったようです。

現在ではDNA型鑑定が普及し、元夫が子どもの父でないことを生物学的に立証することできるようになり、問題解決の手段の一つとなっております。
DNA型鑑定で前夫との血縁関係がないことを証明し、出生届を提出し、無事、現夫の子として戸籍に記載された例もあります。
(この場合、元夫から採取したDNAではなく、生まれた子どもの父親から採取し、子どもとの親子関係を証明します。)

一人で悩まずご相談ください

子どもの出生を知ってから1年以内の場合は、家庭裁判所に前夫から子どもが自分の子であることの否認を求める摘出否認の調停を申し立てをします。
1年以上過ぎてしまった場合は、出生届を出す前に家庭裁判所に「親子関係不存在確認」の調停を申し立て、元夫と子どもとの間に親子関係がないことを直接立証する必要があります。
夫が長期の出張や別居などをしている場合は、客観的に見て前夫の子どもを妊娠する可能性が無いことは明らかなので、親子関係不存在確認の調停を申し立てることが出来ます。
元夫のDVまたは非協力などが原因で、DNA型鑑定の実施が困難な場合は、数年前までは調停不成立または取り下げとなるケースもありました。
現在ではそのような状況も考慮されており、家庭裁判所が元夫の協力が困難であると判断した場合に、実父からのDNA型鑑定への協力で「認知調停」を行い、実父を子の父とする戸籍を作ることができる場合もあります。
離婚問題が夫の性的暴力、DVが原因の場合は、問題が複雑かつ深刻であるため、一人で解決しようとせず、子どもの将来のためにも速やかに弁護士に相談することをおすすめします。

300日問題は親子問題の内容によっては、適切なDNA型鑑定の種類が異なる場合があります。DNA型鑑定を申し込む前に、seeDNAに一度ご相談ください。

出産前のDNA鑑定

出生前診断とは?鑑定方法や内容についてご説明

出生前診断の鑑定内容

お腹の中の赤ちゃんに何か異常が無いか、無事に生まれてきてくれるのかを調べる出生前診断というものがあります。
鑑定の内容には次の様なものがあります。

  • 超音波断層法:

    超音波をお腹にあてて赤ちゃんの状態を画面で見る方法です。
    この方法でわかるのは姿形の異常のある障害についてだけです。


  • 羊水鑑定:

    子宮から羊水を採り、中に浮かんでいる赤ちゃんの細胞を取り出して、染色体や遺伝子の異常や代謝病など調べます。
    又、羊水中の化学成分を調べて治療が出来ますがごく一部の治療しか出来ません。
    妊娠中期13~17週頃から可能です。染色体の大きな異常に限ってはほぼ正確に診断できますが、染色体の小さな異常や遺伝子の異常は普通の染色体鑑定ではわかりません。
    したがって、傷害の有無が全てわかるわけではありません。


  • 絨毛鑑定:

    絨毛は赤ちゃんの細胞からできているので、羊水鑑定と同じように染色体や遺伝子の異常、代謝病の診断ができます。
    妊娠初期の9~11週頃に鑑定可能ですが羊水鑑定に比べて操作が難しいため、限られた病院でしか受けられません。


  • 母体血清マーカー鑑定:

    お母さんの血液を採って調べる方法です。
    お腹の赤ちゃんに異常があると、お母さんの血液中に含まれる様々なタンパク質やホルモン量が増えたり減ったりします。
    これらの物質の濃度から赤ちゃんの状態を調べる鑑定です。
    赤ちゃんがダウン症や神経管閉鎖不全症を持つ可能性を知ることが出来ます。
    この鑑定はお母さんの血液を採取するだけですから、危険性もなく手軽です。
    しかしながら、血液中のタンパク質やホルモン量には個人差があるため、濃度が標準と異なるからといって赤ちゃんに異常があるとは言い切れません。
    つまり、この方法では「赤ちゃんが異常を持っている可能性」しかわからないのです。
    そのため、最終的には羊水鑑定で確定診断します。


  • 新型出生前診断(NIPT; Noninvasive prenatal genetic testing):

    母体血を使用し、胎児の染色体の数を調べる遺伝学的鑑定です。
    こちらも母体血清マーカー鑑定と同様に採血のみで鑑定ができます。
    第21番染色体トリソミー(ダウン症候群)、第18番染色体トリソミー(エドワーズ症候群)、第13番染色体トリソミー(パトー症候群)を高い精度で検出することができます。
    しかしながらこの鑑定は、染色体疾患を確定する鑑定では無いことから、陽性または判定保留時には染色体異常を確定する為、侵襲性の高い羊水鑑定や絨毛鑑定を受ける必要があります。
    出生前診断の目的には障害児を生まれないようにすることも含まれるのも事実ですが、第一の目的は、多くのお母さんが安心して出産に臨めるようにするため、であってほしいと思います。

また現状の弊社で行う出生前DNA型鑑定の技術を応用すれば、200種類以上の遺伝病をたった10mlの血液を用いて鑑定することができます。
しかも、羊水を用いた鑑定よりも早い、妊娠12週から鑑定ができます。

私たちseeDNAでは2019年10月からこのようなサービスが開始できるように研究開発を行っています。
もっと多くの方に、最新のDNA解析技術による良質なサービスをご提供できるようにこれからも研究開発を行ってまいります。

性善説に基づく不妊治療~セカンドオピニオンとしてのDNA鑑定の使い方~

近年、我が国では晩婚化が進み、また不妊治療に対する知識も広がったことで、実際に不妊治療を行って出産された、という話を聞く頻度も増えてきました。
不妊治療には顕微授精などいくつかの方法があり、採精採卵、洗浄選別、受精、母体に戻すなど様々な行程を経て行われますが、これはすべて人の手を介して行われている作業です。

不妊治療はまたその作業において、産科医、看護師、胚培養士と何人もの人が関わっています。
そのため、ふと疑問に思うことがあります。それは、「実際に使用された精子と卵子は本当にその夫婦のものなのか?」ということです。
精子や卵子に直接名前を書いてラベリングすることができない以上、どうやってヒューマンエラーによる取り違えが発生していないことを確認すればいいのでしょうか?
「産科医の先生は間違いを起こさない」、という性善説に基づいて信じるしかないのでしょうか?

そこで考えられるのが、DNA型鑑定という自己チェック方法です。妊婦の血液には、妊娠7週目以降であれば鑑定ができる程度の胎児DNAが混在していることが知られています。
妊娠をされたお母様の血液と、お父様の検体(口腔上皮など)があれば、胎児と父親の出生前親子鑑定を実施することができます。
また出産後であっても、お子様とお父様の検体があれば父子鑑定、さらにお母様の検体もあれば母子鑑定を行うことができます。
いずれにしても、妊娠出産という人生を変える大きなイベントですから他人任せにせずに、セカンドオピニオンとしてDNA型鑑定を検討してみるのもよいのではないでしょうか。


<妊娠中の胎児 DNA鑑定(血液)>
<親子DNA鑑定(父子)>
<親子DNA鑑定(母子)>