DNA

~DNA情報の現状と今後~

DNA情報は個人情報?

弊社では、鑑定を進めるにあたり検体を多く取り扱うため、そこから多くのDNA情報が得られることとなります。
ただし、これは匿名化した状態で扱っています。

マスコミや科学系のメディアではDNAは究極の個人情報であり、セキュリティ対策が必須であると大きく取り上げていますが、その理由は良く分からないという人が大多数だと思います。

実際、指紋や電話番号、メールアドレスなどを個人情報として認識をしている人は多いのに比べて、DNA情報を個人情報としてとらえる認識はそれほど深まっていないように思います。

これは日常生活においてDNA情報の身近な使い道がないのが原因でもあると思います。
しかしながら近い将来、DNA情報により病気のリスクなどが推定できるようになることで、それが就職や保険の加入などの場面で有利または不利に働く可能性が考えられます。

弊社ではこのような究極の個人情報であるDNA情報の重要性を理解し、鑑定を依頼される全ての依頼人様の個人情報を守るため厳重なセキュリティ対策を徹底しています。安心してご依頼ください。

また、DNAデータバンクのようなものが普及し、そこに個人情報を含め金銭のデータなどを付随して持たせることができるようになると、DNA情報がICカードの役割を担うようになるかもしれません。

弊社ではこのような究極の個人情報であるDNA情報の重要性を理解し、鑑定を依頼される全ての依頼人様の個人情報を守るため厳重なセキュリティ対策を徹底しています。安心してご依頼ください。


DNA型鑑定とプライバシー

DNA研究の歴史と現在の技術についてご説明

DNAが発見されたのは1869年で、ヨハネス・フリードリッヒ・ミーシェルによるものです。

彼は病院の包帯から得た膿(うみ)よりリン酸の多い物質を分離し、これをヌクレオチドと名付けました。
これがDNA研究の始まりです。
DNAが遺伝を担う本体として判明するきっかけとなったのは、フレデリック・グリフィスの研究によるものです。
彼は肺炎双球菌を用い、病原性を持たないR型にS型を混ぜると、R型が病原性を持つS型に変異することを発見しました。
しかし、彼はこの因子を突き止める前にこの世を去りました。
その後、この因子を証明したのはオズワルド・エイブリーです。

彼はS型に含まれる成分一つ一つを分離しR型に混ぜ、S型に変異する物質を突き止めました。
これこそがDNAでした。

DNAが遺伝を担う証明となった訳ですが、当時この結果は受け入れてもらえませんでした。

何故ならたった4種類しかない塩基から複雑な遺伝が行われているとは信じてもらえなかったためです。
実際、DNAが遺伝子本体として注目されたのは、後のバクテリオファージの研究にてDNAによる外皮タンパクの発現が証明されたためです。
さらに、ワトソンとクリックによるDNAの二重らせん構造モデル、シャルガフによるプリン塩基(A-T)、ピリミジン塩基(G-C)の関係、フランクリンによるX線回析、フックによる細胞の発見などにより、DNAの本質が明らかにされました。

現在、ヒトゲノム(DNAの全ての遺伝情報)解析のプロジェクトが終了し、ヒトDNAの全ての配列が解読されました。
我々は次世代シーケンサーという最新の技術を用い、個体間でわずかに異なる配列を見出し、様々な鑑定を行っています。
一例として、STR(反復配列の一種)を用いた親子鑑定や、SNP(一塩基多型)を利用した出生前鑑定などがあります。
弊社ではこのような最新科学の進歩を一早く取り入れて、これまで不可能であった事項を新たな科学技術にて実現し、社会貢献していきたいと考えています。

DNA鑑定はすり替え可能?偽造防止のための対策をご紹介

counterfeiting

答えは「技術的には不可能だが、現実にはあり得る」です

DNA鑑定の偽造はテクニカル的に不可能

弊社の申込書に「骨髄移植を受けたか」についての確認項目があります。これは、他人から移植された骨髄に含まれている細胞が、被検者の体内で増殖し、検体として採取される可能性があるからです。しかし、可能性としては限りなく0%に近いことです。
DNA検体を偽造するために、採取を行う皮膚組織に他人の皮膚組織を移植することで自分のDNAを変えたり、検体として採取する口腔上皮などに他人のDNAを持つウィルスなどを感染させるなどの方法も考えられますが、これらの方法で完全に自分のDNAを入れ替えることは不可能です。

不可能なはずなのに、現実ではあり得る?

私的鑑定は、個人が血縁関係を確認するためだけのものですので、そもそも偽造の必要がありません。しかし、裁判用の鑑定であれば、その結果によって数千万から数億円が動くこともあります。
テレビドラマなどでも、検体採取の際、立会人となる鑑定会社のスタッフを買収し、検体を他人のものにすり替える、といったシーンがあります。
これは重大な犯罪ですが、実際検体採取に向かったスタッフが買収されたケースもあります。

DNA鑑定偽造防止のための弊社の取り組み

弊社ではこのような不正行為を防ぐために、地域の法律事務所との提携で、専門のスタッフが立会人として正しく検体採取が行なわれたことを立証し、検体の採取から書類の作成、指紋の押印までを行います。

親子関係が否定された場合は、検体の取り間違いなどのヒューマンエラーを防止するため、再度検査を行います。

DNA鑑定の流れについて

DNA鑑定で親子確率を100%にするのは不可能?

弊社で保証する99.9999%の血縁関係に対する肯定確率は、約20,000,000,000,000,000(20,000兆 = 20京)人を見分けられる鑑定で、親とされる結果が1,000,000回得られた場合、999,999回は正確であるという意味です。

親子DNA鑑定の精度

気の遠くなるほどの確率ではあるものの、100%には至りません。 否定の場合は0%を保証しておりますが、肯定の場合は100%の確率の保証ができかねます。
しかしこれは、弊社だけではなく全ての鑑定会社にいえることです。
もし、肯定確率100%を保証するという会社があったとしたら、そこは客を騙そうとする悪質業者です。
または、単純に遺伝学的知識がないだけかもしれませんが、いずれにせよ人の人生を変える大事な鑑定を、そのようなDNA型鑑定業者に託すのは非常に不安なことです。

弊社では、国際基準より高い精度の次世代DNA鑑定を行っております。
seeDNAの遺伝子検査・DNA鑑定の精度について

本当に100パーセントのDNA鑑定は不可能?

実は、理論上は可能です。しかも、方法は非常に簡単です。 target

地球上全ての男性を対象に鑑定を行えばよいのです。
これ以外の方法で100%の肯定確率を出すことは不可能なので、「100%を保証する」という業者は避けたほうが良いでしょう。

DNA鑑定による国籍の確認

DNA型鑑定の精度

DNA型鑑定と国籍

最近のDNA型鑑定は、約21,000兆人を一人ずつ見分けられるほどの精度です。
地球上の人口は70億人ほどですので、DNA型鑑定によって正確に個人を同定することできます。
20年前の足利事件で行われたDNA型鑑定に比べると1億倍以上も精度が上がっています。
それでも料金は1/10以下まで落ちているので、最近の技術の発展は本当に凄いですね。(国際基準より高い99.9999999%精度のDNA型鑑定

DNA型鑑定で分かるもの

新しいDNA型鑑定の技術が開発されてから、DNA型鑑定を用いた個人の識別だけではなく、血縁関係の有無や、妊娠中の母親の血液を用いて胎児の親子鑑定ができるようになっています。
2010年頃からは、自分の先祖を探るための大規模なプロジェクトがアメリカなどで始まりました。

DNA型鑑定の限界

どんなにDNA型鑑定の精度が上がっても、国籍の判定や一卵性双子の見分けは出来ません。(双子兄弟でもDNA型鑑定で父親を確認できる?
弊社のDNA型鑑定の精度は99.999999%以上ですが、それでも100%であるとは言い切れませんし、国籍などは全く分かりません。
国籍の取得などで入局管理局で使われる法的DNA型鑑定とは、父(母)とされる人との父子(母子)血縁関係を調べるDNA親子(父子)鑑定もしくは、DNA親子(母子)鑑定です。
DNA型鑑定の情報により人種や先祖の系統が分かるだけで、国籍が分かるわけではありません。

DNA血縁鑑定の詳細はこちら

髪の毛で正確なDNA鑑定はできるのか?浮気の証拠にも使える⁉

毛根が付いていない髪の毛でDNA鑑定はできない??

答えは「毛根が付いているかどうかで決まります

毛根が必要なケース

毛根が必要なケース

一般的に髪の毛のDNA鑑定というと、自然に抜けた毛や散髪した毛などを使うイメージがあります。 しかし、父親と子供による父子鑑定の場合は、毛根の細胞から抽出するDNA(核DNA)が必要となるため、毛根のない髪の毛は父子DNA鑑定がほぼ不可能となります。

また、床に落ちていたもの、湯船に浮いていたもの、ブラシに付いているものなどは、第三者のDNAが混入の可能性があり、鑑定不能のリスクが高くなります。

毛根がなくても鑑定できるケース

一方で毛根のない髪の毛でもDNA鑑定が可能なケースがあります。 それは黒い毛の部分に含まれる「mtDNA」(ミトコンドリアDNA)を使用するケースです。 両親それぞれの遺伝情報を受け継ぐ核DNAと異なり、ミトコンドリアDNAは「母系遺伝」という特徴があるため、母系鑑定には使用ができます

その他に犯罪捜査や浮気調査などにおいても、ミトコンドリアDNAで個人識別が可能なため、DNA鑑定が可能です。

一番おすすめの検体は「口腔上皮」です

一番おすすめの検体は「口腔上皮」です

DNA鑑定において、一番確実に結果を出せるのは「口腔上皮」です。 ほっぺたの内側を綿棒でこするという簡単な方法で、鑑定成功率はほぼ100%です。生まれたばかりの赤ちゃんでも安全にDNA鑑定ができます。

髪の毛など特殊な検体を利用の場合は追加費用と日数が別途発生するため、可能であれば口腔上皮による鑑定を強くおすすめいたします。

検体の採取につきましては以下の動画もご参照ください。

髪の毛のDNA鑑定は浮気・不倫の証拠になる⁉

髪の毛のDNA鑑定は、警察が犯人を特定するために行う鑑定方法になります。 髪の毛の毛根に付着している細胞から、DNAのプロファイリングを決定します。 これを特定の人物のDNAパターンと比較することで、同一人物であるかを判断します。
従来の指紋に比べ格段に正確な鑑定結果が得られます。


浮気
検査

超高精度
浮気検査

鑑定についてご不明な点があれば、いつでもお気軽にお問合せください。
弊社はお客様のお悩みにすぐにお応えができるよう、月曜から日曜まで毎日お客様対応をしております。

100%正確なDNA鑑定は可能?DNA鑑定の精度について解説

100%正確なDNA型鑑定というのは、理論上不可能です

間違いないDNA型鑑定

DNA型鑑定の精度と確率

近年行なわれているDNA型鑑定の精度は、21,000兆(21京)の人を見分けられるほどのもので、これにより得られた結果を否定することは、事実上不可能とされております。
さらに、21,000兆よりも100兆倍多い人を1人ずつ見分けられる精度での鑑定も可能です。
それでも、確率上100%とは言い切れません。
100%精度の鑑定は、理論上不可能だからです。

実際間違いはある?

非常に稀なケースではありますが、DNA型鑑定により得られた結果が変わることもあります。
海外では、実際の親子であるにも関わらず、3カ所の国際認定の鑑定機関から、父権肯定確率0%として血縁関係がないと判定された報告があります。
DNA型鑑定の精度は開発当時に比べ1億倍以上精度が上がった今でも、突然変異やキメラなどの可能性を完全に排除することができないからです。
人の人生を変える大事な鑑定として裁判などでも絶対的な証拠として使われていますが、このようなDNA型鑑定の限界はあまり認識されていないのが現状です。
上記のような極めて稀な突然変異を言うまでもなく、鑑定機関でのヒューマンエラーによりミス判定が起こることもあります。
私たちseeDNAではそのような重大なミスを無くすため、国際基準より35精度の鑑定方法を用いてダブル鑑定を行っています。
検体の取り間違いなどを防ぐために、否定の結果が得られた場合同様な鑑定をもう一度繰り返して行います。
2回の鑑定で同じ結果が得られるかを確認することで、全てのお客様に正確な結果を報告致します。
ダブルチェックの際に一切の追加費用と検体は不要ですが、2回目の鑑定を行うための時間だけをいただいております。ご安心ください。

100%正確な結果を得るには

人的ミス、または技術的な限界により、事実とは異なる結果が得られた場合の大変さは想像したくもありません。
幸いなことに、弊社では2013年のサービス開始から現在まで、一件も判定ミスはありませんでしたが、鑑定の限界についてはキチンと明記しなければなりません。
DNA型鑑定技術がどれだけ改善されても、現在の分子生物学的鑑定手法では、根本的な生命の複雑さを全て把握することはできません。
もし、「100%正確な鑑定をする」と宣伝する業者に出会ったならば、注意が必要です。
現状の分子生物学的手法を用いて100%精度の鑑定を行うには、地球上の全男性を対象にDNA型鑑定を行うことで理論上「100%正確な」DNA型鑑定が可能になります。

法的DNA鑑定の効力

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法的DNA型鑑定により養育費が貰える

法的DNA型鑑定により父親と判定されたら、赤ちゃんが成人になるまでの毎月の養育費と父となる男性が残す遺産の分割まで強制することができます。
別に結婚しなかったとか不倫であった、または、父親とされる男性が拒否したなど関係ありません。
養育費の支払いは法律で定められている父親としての義務であり、子どもの権利です。
お子様の親権者で母親がしっかり受け取るべきです。

養育費とは?

一般的に、養育費の支払い金額は、男性の経済的状況に応じて金額が決まり、子どもが成人になるまで毎月支払われるものです。
男性が残す遺産の分割までを合わせると、都内に自宅を持つサラリーマンの場合で総額1,500万円以上になります。
子どもにとっては戸籍上の問題だけではなく、多くの母子家庭を苦しめる、厳しい経済状況から抜け出すための大事な保険になります。

父親となる男性の義務

相応の理由がない限り、「男性の経済状況が思わしくない」などの理由で、支払が免除されるものではありません。
男性が支払わない場合、給料や財産の差し押さえができるので、会社勤めのサラリーマンなどの場合、抜け道などほぼありません。
最初から「認知をしない」として調停も不成立、DNA型鑑定にも応じないといった場合は、裁判官の判断により強制認知とされ、養育費の支払いを命じられます。

被検者以外のの検体が混入した場合、DNA鑑定結果はどうなる?

変わりません

被検者以外の検体の混入

DNA血縁鑑定などのDNA型鑑定に提出する口腔上皮を採取する際、被検者のほおの内側にしっかりあてたままタテヨコ10往復擦った綿棒に、別の人の唾液が付いたとしても大きな影響はありません。
なぜかというと、被検者の検体(口腔上皮)の量の方が、付いた唾液の量よりも10倍以上多いからです。
一般の方が想像するより、頬の内側を擦った綿棒には多くの細胞が付着します。
そのため、被検者の検体に被検者以外のDNAが混ざってしまったとしても、大きな影響はないのです。

安心してご依頼下さい

大量の唾液が付いたら?

滅多に考えられないケースですが、被検者以外の人間の大量の唾液が付いた場合でも、単純に「鑑定不能」という結果が出るだけで間違った解析はできませんし、鑑定結果が得られなかった場合、弊社では無料再鑑定をお受けいただけます。
余程いい加減な鑑定機関ではない限り、間違った解析にはなりません。

何か他の対策はないの?

微量の唾液の混入による鑑定への影響はないので、問題ございません。
どうしてもという場合は、ご連絡いただければ新たにDNA型鑑定キットを発送いたしますので、もう一度検体採取をお願いいたします。
または、唾液が付いてしまった人の毛髪を何本かお送りいただければ、被検者のDNA情報から、混ざった人のDNA情報を割り出して除くことができます。
どちらにせよ単純に「鑑定不能」という結果となるのみで、生物学的親子関係ではないのに「有り」という報告はいたしませんので、ご安心ください。

鑑定可能なものについて詳しくはこちら >>

DNAの形とは?DNAの本当の形についてご紹介

DNA

DNAとは?

人間だけではなく、植物や昆虫、動物など多くの生物の設計図となる遺伝物質です。
DNAを解析することで病気にかかるリスクを評価し、適切な治療や予防を行うことも可能です。
身体を構成する細胞からDNAを取り出し、その配列を解析することで親子関係、兄弟関係などを調べるDNA型鑑定も行われています。

DNAの形

人間のDNA配列全てを読み取ってから15年が経ち、もはや小学生でもDNAの形として上の図のようなイメージを思い描くようになりました。
しかし、20年前にDNAに触れた私を含む誰もが、図のような綺麗なイメージのDNAを見ることはありません。
実際科学者達が見るのは、下の図のようなぼんやりとしたイメージです。

DNA

DNAの本当の形

これは結晶化したDNAに、人の骨を見る際に使うようなX線を当てて得られたイメージです。
フォト51というニックネームで呼ばれるこのX線のイメージを、複雑な数式により解析すると、上のような2重螺旋構造の図が得られます。
実際のDNAを顕微鏡で見ても、細い糸のようにしか見えません。
あまりにもサイズが小さいからです。
1個の細胞に含まれているDNAの長さは1m以上もなりますが、その太さが0.0000000034mしかないので、性能の良い電子顕微鏡を使っても一般の方がイメージしているような綺麗な形には見えません。

生理周期や排卵日で父が確認できる??

排卵日と妊娠

生理周期では正確な父親の確認はできません

出産予定日や受精日

エコーによる赤ちゃんの大きさ、出産予定日、最終生理日、排卵日、受精日などなど・・・産婦人科で聞かれる項目ですが、あくまでも目安として考えたほうが良いです。
日にちをハッキリ伝えたほうが妊婦さんに安心感を与えるので、産婦人科のお医者さんは目安として伝えるているだけです。

高い避妊失敗率

避妊失敗率は膣外射精が23.6%なのに比べ、生理周期による避妊でも20.5%と、それほど変わりはないという報告もあります。
これは生理周期や排卵日、受精日は大きく変わるため正確な判断ができない、という意味です。
そのため、2週間以内に複数の相手と性行為があった場合、お医者さんでも父親を断定することができません。

複数の男性との関係で赤ちゃんの父親を断定できない場合
はDNA型鑑定により血縁関係を確認することができます。

血液やDNA型鑑定で父親が確認できる

血液: 母親の血液と、父とされる男性の口腔上皮(ほおの内側にしっかりあてたままタテヨコ10往復擦った綿棒)や精液などを用いてDNA型を比較する出生前DNA型鑑定により、親子関係を確認することができます。費用は15万円ほどで、一般のDNA型鑑定に比べると高額です。海外では2000年代から鑑定が行われており、開発当時に比べ鑑定の精度は非常に正確になりました。残念ながら日本国内には弊社を除く自社ラボで鑑定できる鑑定機関が無い為、他の業者は海外の鑑定機関への委託解析になります。
妊娠期間中、血液による胎児の出生前DNA型鑑定

出生前DNA型鑑定:母親の血液以外では、羊水を用いてDNA型鑑定ができます。
しかし、赤ちゃんに障害を与える危険があるため、血縁鑑定を目的とした施術ができる産婦人科は少ないです。
鑑定費用は血液を用いた出生前DNA型鑑定に比べ半額程度な上、鑑定期間も短く、すぐに結果を確認できますが、病院での検体採取費用が10万円ほどかかります。
胎児へのリスクやお母様の負担が大きいため、最近では世界的に見ても、羊水での鑑定はほぼ行われていません。
弊社では血液を用いた鑑定であれば、ご希望の地域内で採血可能な病院をご紹介しておりますが、羊水/絨毛膜の採取が可能な病院の紹介はいたしかねるため、お客様ご自身で手配していただく必要があります。

出生後DNA型鑑定:赤ちゃんが生まれてから、簡単にDNA型鑑定を行うことできます。
歯ブラシや毛髪、タバコの吸殻などを用いて鑑定が可能な上、口腔上皮を用いた鑑定であれば最短で3営業日で結果が分かります。
弊社では1.98万円でアメリカのFBIのガイドラインよりも高い精度の鑑定を行っておりますので、正確に血縁関係を確認することが出来ます。
国際基準より高い精度の次世代DNA型鑑定

DNA鑑定と警察

DNA型鑑定と警察

■ 足利事件とDNA型鑑定

足利事件は、警察の誤認逮捕による冤罪被害として広く知られています。
事件当時に行われたDNA型鑑定に問題があった、という報道が多くある為、DNA型鑑定の信頼性について疑問を抱く方もいらっしゃると思います。
実は、足利事件とDNA型鑑定について、多くの方が誤解している点があるのです。

■ 足利事件における警察の捜査の問題点

足利事件における警察の捜査の問題点

まず、警察が令状無しに被告の捨てたゴミ袋を勝手に押収し、DNA型鑑定を行ったという点に法的な問題があります。
次に、そのゴミ袋から得られた検体は、誰のものなのか完全に特定が出来ない上、保存状態も良くありませんでした。
判定ミスの可能性が高いという点で、検体採取のプロセスに問題があります。
その他に、技術的にも多数の問題があり、警察の捜査が杜撰であったというのは、報道されている通りです。
ここでは、これらの問題点の一つとして、事件当時のDNA型鑑定の精度について何が問題であったのかを説明いたします。

■ DNA型鑑定の精度に問題があったのか

足利事件における警察の捜査の問題点

足利事件で行われたDNA型鑑定は、「1千人に1.244人の確率で犯人である」と判定されたと言われています。
では本当に、この「1千人に1.244人」という数字は、低く信頼できないものなのでしょうか。

これは確率の問題であり、この当時の鑑定精度であっても、捜査方法次第で信用できる結果として用いることができます。
当時のDNA型鑑定であっても、鑑定を行なうまでに、固い証拠に基づき犯行可能な容疑者を数名に絞り込んでいれば、DNAが一致したときに、その人物が犯人であるという信用性の極めて高い結果となります。
しかし事件当時、足利市の人口15万人の中で、誰の犯行か検討がつかないという状況でDNAが一致しても、被告が犯人である確率は0.66%程度となり信用できない数字となります。
または、DNA型が一致しないことで、容疑者候補から排除するための正確な判定ができます。
それにも関わらず、警察は、精度の低い、いくらでも別人である可能性をはらんだDNA型鑑定結果を、容疑者を排除するためではなく、犯人を特定するために使ってしまいました。

警察がDNA型鑑定の精度の限界を把握した上で、捜査の最後の決め手としてDNA型鑑定結果を正しく用いていたならば、それほど問題はなかったはずです。

■ 現在のDNA型鑑定の精度は飛躍的に向上

現在のDNA型鑑定の精度は飛躍的に向上

DNA型鑑定の開発当時は、個人識別能力が1/2000ほどと非常に低かったため、判定エラーも多かったのですが、最近は1/21,000,000,000,000(21兆分の1)以上の精度で鑑定が可能です。
このような劇的な精度の上昇により、肯定確率99.9999%での鑑定が行えるようになりました。
足利事件により、DNA型鑑定の信頼性について不安を感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、DNA型鑑定の問題よりは事件当時の警察の捜査方法に問題があったのです。
DNA型鑑定は現在も事件捜査、裁判に利用される法的鑑定、個人的な鑑定まで、様々な目的で利用が拡大しています。

法科学鑑定

■ 父権肯定確率99.99%の本当の意味

父権肯定確率99.99%の本当の意味

聞きなれない「父権肯定確率」という言葉ですが、この言葉は「99.99%の確率で生物学的親子関係である」という意味を指しているのではありません。
これは、「限りなく100%に近い確率で生物学的親子関係である」という意味です。
100%の父権肯定確率は理論上不可能ですが、「親子関係ではない確率は限りなく0%に近い」という意味なので非常に正確な鑑定です。
従って、「99.99%以上の父権肯定確率で血縁関係あり」との判定がなされた場合、この結果を否定することは不可能とされます。

DNA型鑑定の精度について、一部の鑑定業者がホームページ上で「自社では99.99%の確率で親子関係を確認する」と説明しているようです。
しかし、それでは非常に精度の低い鑑定という意味になってしまいます。
何故なら、「99.99%の確率で親子関係である」という結果は、「0.01%の確率で親子関係ではない」という意味になるからです。
今時、本当に「99.99%の確率で親子関係である」という低い精度で鑑定を行っていることは恐らくないと思いますので、父権肯定確率の意味が分からずに表記をしているだけだと考えられます。

DNA型鑑定の精度について

血液型で親子関係がわかるの?

新生児の血液型は安定しない。

新生児の血液型は安定しない。

よくお客様から「両親の血液型に対して子供の血液型が合わない」とのお問い合わせを頂きます。それがきっかけで親子鑑定をご依頼されるお客様も多くいらっしゃいます。
そもそも血液型は赤血球の抗体の型を調べることで決まりますが、一歳未満の乳児の場合、成人に比べてその抗体の数が1/3程度しかありません。

一歳未満の幼児は血液型の正しい判定が難しい為、生まれてすぐの血液型の鑑定をしない方が多いのです。長らく△型だと思っていたら、その後大人になってから、健康診断などで「実は別の血液型だった」ということも珍しくありません。

血液型が知りたいだけですか?

血液型が知りたいだけですか?

赤血球の抗体が十分な量になるのは4才以降と言われていますので、 赤ちゃんがもう少し成長してから血液検査をすれば正しい血液型がわかります。本当に知りたいのは血液型ではなく、親子関係の有無を確認したいのではないでしょうか。

当然ですが、例え、A型のお父様とA型のお子様だから血縁関係有とは言えません。世の中A型の男性は数え切れないほど多いです。また、突然変異によりA型のお父様とO型のお母様からAB型の子供が生まれた報告もあります。

電話一本で血縁関係を簡単に調べられるのに、一生悩みつづけるだけで大きなトラブルになる事も多くありました。DNA型鑑定がなかった時代には、他に血縁関係を調べられる方法がなかったので、どこの国でも同じような事件が起きていました。

4歳以降に血液型を正しく判定できたからといって、血縁関係の判定ができたと安心できるでしょうか。
答えはNOです。両親の血液型とお子様の血液型の組み合わせであり得な血液タイプであっても、突然変異による場合もあるので血液型だけで親子関係は明らかにはなりません。

少しでも不安が残るのであればDNA型鑑定

少しでも不安が残るのであればDNA型鑑定

20年前のDNA型鑑定に比べ、現在行なわれているDNA型鑑定は1億倍以上精度が上がっているため、基本の検体である口腔上皮の他にも歯ブラシや髪の毛、タバコの吸殻を用いて正確に血縁関係を調べることができるようになりました。

「口腔上皮」とは頬の粘膜のことで、DNA型鑑定専用の医療用綿棒で口の中を軽く擦るだけで採取できます。生まれたばかりの赤ちゃんでも痛みはありません。最近のDNA型鑑定では、ほおの内側をタテヨコ10往復擦った綿棒一本のDNAで100回ほど鑑定ができます。

DNA型鑑定による血縁関係の判定が覆ることは、現実的に不可能とされる精度の鑑定なので、不安な場合は一度DNA型鑑定会社に相談することをおすすめします。
2~3万円ほどの鑑定費用で、最短3日で一生の悩みをスッキリさせることができます。

親子(父子/母子)関係だけではなく、叔父/叔母/祖父母/孫/従兄弟など様々な血縁関係を調べることができます。

フリーダイヤル(0120-919-097)までお気軽にご相談ください。

DNAは究極の個人情報!遺伝情報が流出した際のリスクとは?

DNA型鑑定では、人が持っているDNA型を解析することで血縁関係を確認するため、非常に重要な「個人情報」を扱います。

多くの方は「個人情報」というと、住所や生年月日などを思い浮かべるかもしれませんが、 DNA型鑑定に用いられるDNAの情報こそ究極の「個人情報」です。

遺伝情報による医療の進歩

右下の図は A,T,G,Cの4つのアルファベットの繰り返しに見えますが、人の 注1遺伝子のDNA配列を示しています。dna seq

遺伝子のDNA配列=人の設計図を解析することで、特定の病気にかかる確率や身体の情報が分かります。例えば、癌によってではなく抗癌剤による深刻な副作用によって死亡するケースも多くありますが、人の遺伝情報を解析することで、どのような治療を行えば副作用を最小限に抑えながら最大限の効果を発揮できるのかが分かります。
癌のような難しい疾患の治療を画期的に改善できる、究極のパーソナルメディカルケアが可能になります。

遺伝情報の流出による社会問題

一方、DNAの情報から通常の2倍ほど肺癌になり易い、或いは80歳までに95%以上の確率で癌になると判明された場合、保険の加入が難しくなったり、就職ができなくなることも十分考えられる話です。

私たちの取り組み

私たちの行う遺伝子鑑定は、このような究極の「個人情報」であるDNAを扱うにあたり、顧客情報管理責任者の下、徹底した安全管理を行っております。

そのため、周りに知られることなくDNA型鑑定ができます。

安心してご依頼下さい。

注1: 造血に関わる 人の遺伝子(GATA1)配列(National Center for Biotechnology Informationのデータベースより)

DNA鑑定とプライバシー

お申込者様以外にはDNA型鑑定に関する一切の情報をお伝えいたしませんので、人目を気にせずご依頼いただけます。

個人情報保護のための同意書の作成

個人情報保護のための同意書の作成

裁判用の法的DNA型鑑定は、お申し込みの時点から全員の同意を確認し、同意書の作成にも専門スタッフの立合いが必要です。
個人的な確認を目的とした私的DNA型鑑定においても、鑑定に参加する被検者全員の同意が必要です(注1経済産業省のガイドライン)。
これは、父親がお子様との血縁関係を確認するために、お子様と二人だけでDNA型鑑定を申込むことは、法律的には問題ないということです。
DNA型鑑定費用も10年前と比べ8割以上安くなり、年々DNA型鑑定申込件数も増えていますが、その5割が父親からの依頼です。

DNA型鑑定とプライバシー保護

母親が、自身の子の父とされる男性の検体を用いて、こっそり私的DNA型鑑定を申込んだ場合、経済産業省のガイドラインに違反するとされます。
しかし、個人の確認を目的とする私的DNA型鑑定の場合、配偶者に了解を得て、検体として口腔上皮を採取することは容易なことではないです。
結果によっては離婚の原因にもなり得るため、現実には配偶者に内緒でDNA型鑑定を申請されるケースも多いようで、歯ブラシやタバコの吸殻などを用いた私的DNA型鑑定の場合は、内緒で依頼をされるケースも多いと言われています。
私的DNA型鑑定の場合、弊社で申請人以外の鑑定に参加される被検者の身分証や連絡先などを確認することはできないため、正しい情報の提供と同意書の作成をお願いしております。

注1 個人情報保護のための政策「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」

セキュリティー対策

(DNA型鑑定を申込んだことさえも)周りに一切の情報が漏れることはありません。
弊社では、申込者様からのご依頼がない限り、申込者様・被検者様のご家族や鑑定に参加される方と連絡を取ったり、申込者様以外の方に鑑定結果や鑑定に関する一切の内容をお伝えすることはいたしておりません。

依頼人のプライバシー遵守、徹底したセキュリティー管理を行っておりますので、ご安心ください。
DNA型鑑定に関する結果報告とDNA型鑑定キットの郵送も、郵便局留めや本人限定受け取り便などが使えるので、周りに知られることなく鑑定ができます。

歯ブラシやタバコの吸殻、爪などで鑑定ができる

弊社では通常の検体として口腔上皮(ほおの内側にしっかりあてたままタテヨコ10往復擦った綿棒)を用いてDNA型鑑定を行います。
他にも歯ブラシや割り箸、剃刀、精液、爪、タバコの吸殻などを用いてのDNA型鑑定も行っております。詳しくは<鑑定可能なもの>をご確認ください。一覧表にない検体をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。

seeDNAのベテランスタッフによるDNA型鑑定

DNA型鑑定イメージ

アメリカFBIの精度より高い精度でのDNA型鑑定

アメリカのFBI(アメリカ連邦捜査局)で認められる鑑定は約600兆人を1人ずつ見分けられる精度ですが、私達はその精度より高い99.9999999%の精度での鑑定を行いますので、約21,000兆人を一人ずつ見分けられる精度を保証しており、正確な鑑定結果が得られます。

低価格でスピーディーな鑑定結果

当社では、FBI(アメリカ連邦捜査局)やCSI(科学捜査班)で使われている鑑定方法を導入し、お金と時間のかかるDNA抽出作業を行わず、DNA型鑑定を実施しています。
ダイレクトDNA型鑑定という技術により、同じ精度を保ちながら、低価格でスピーディーな鑑定結果をお届けします。

DNA型鑑定の費用・期間

再鑑定になる確率

出生前鑑定の場合、妊娠12週目以降に依頼される場合、再鑑定となるケースは月に1回もございませんが、8~10週目の依頼では約10%が再鑑定となります。
DNA上の特定部位を174か所解析し、1か所でもはっきりとした結果が得られなかった場合は再鑑定が必要です。
父とされる男性全員と母親の解析が完了され、胎児DNAの1か所だけが解析ができなかった場合でも、確実な結果を得るためですのでご了承ください。

再鑑定の費用は弊社が負担いたします。

再鑑定に必要なキットの発送、及び鑑定費は弊社が負担いたしますので、ご安心ください。※採血費用は被検者様負担
妊娠期間により鑑定方法が異なりますので、再鑑定による結果報告の遅延などを避けるためには正確な妊娠期間などの情報が必要です。
<<ご返金(無料再鑑定)のご案内>>

安心サポート

鑑定にまつわる様々な不安を、 DNA型鑑定の専門家がお答えいたします。英語、韓国語による相談も可能です。

DNA鑑定による最高の親孝行

新生児の取り違え

先日、仕事が終わり家に帰ってからテレビをつけると「新生児の取り違え」に関するドキュメンタリーを放送していました。
72歳の母と55歳の子からなる母子家庭において、母より子に初めて「私は本当の母ではない」と伝えられたそうです。
子は毎年、母に誕生日プレゼントを送っており、常に「産んでくれてありがとう」とメッセージを付していました。

一体どんな気持ちで母は受け取っていたのでしょうか。
事の発端は病院にて、ほぼ同時に生まれた新生児の取り違えによるものです。
小さいころから親と似ていない感じがしていたそうですが、小学校入学に伴い実施した血液型鑑定をきっかけに発覚しました。
病院は新生児の取り違えを認めず、「母の不倫」によりできた子だろうと結論付けたそうです。
その結果、父とは破局し、約45年間過ごしてきたそうです。
その間、実の子ではないと知っていながら育ててきた母の気持ちは辛いものだったに違いありません。
実の子が他にいるだろうと思いながら。

「最高のプレゼント」

子は母から事実を聞いて約2年間、どのように接していけばよいか悩んだと言います。
「本当の子」を見つけてあげようとしても手法が無い、もし見つかったら自分の立場はどうなるのだろうか、そんな日々だったと言います。
それでも子は決心しました。
母から渡された「へその緒」が、実は「本当の子」のものであったら返してあげようと。
これまで自分を育ててくれた母への「最高のプレゼント」になると。
子は「へその緒」が「本当の子」のものであるか調べるため、DNA型鑑定を依頼しました。
放送時にはまだ鑑定中であり、「最高のプレゼント」となることを祈りながら番組が終了しました。
同様のサービスを行っている立場として、非常に考えさせられる内容でした。
DNA型鑑定が必要な方々にとって、私たちの存在は大きな社会貢献ができる立場であると信じております。
血縁鑑定に関するお悩みがあれば、ぜひ私たちseeDNAまでご相談ください。

目に見えないものって ~seeDNA従業員のつぶやき~

皆様は占いを信じますか?

私は割と信じる方で、朝のテレビ番組などでは、ついついチェックしてしまいます。
心なしか、私の星座はいつもランキングの下位の方にいる気がして、少し残念な気持ちのまま、出かける事が多いです。
ランキングが低いと、運気を上げるためのラッキーアイテムの紹介をしてくれるのですが、「今日のラッキーアイテムは下駄です!」なんて力強く言われてしまった日がありました。
一瞬どうすべきか考えましたが、私には、スーツに下駄を履いて出かける勇気はありませんでした。
人間は、目に見えない物や情報にも振り回されてしまいがちです。

DNAも肉眼で見る事はできませんよね?

実際に弊社で鑑定をご依頼いただいた場合でも、肉眼で見えないものを分析した結果を報告する事になります。
勿論、弊社では正確な鑑定を行っていますし、誤った鑑定を行ったことは過去に1件もありませんが、実感に乏しいと思われる方がいらっしゃる事もまた事実かと思います。

では、目に見えないものを提供する際に、一番大事な事とは何でしょう?

それは、情報を受け取る側と提供する側との信頼関係だと考えています。

私たちseeDNAは、経験・知識が豊富な研究者、お客様の気持ちをしっかりと汲みご不便を感じさせないサポート体制など、多くの強みを多数持っています。全ては、お客様との信頼関係を構築し、安心して鑑定をお任せいただけるように配慮を重ねた結果です。そのため、安心して鑑定をお任せください。

テレビでの占いも、その番組が好きだから(信頼しているから)こそ、結果的に信じてしまうのかもしれませんね。

光陰矢の如し

国内だけではなく、世界的にもお母様の血液に流れる胎児DNAを解析し、胎児との親子関係を確認するような出生前DNA型鑑定を専門に行う鑑定機関は数カ所しかありません。
30年以上、全世界で行われてきた一般的な血縁関係を調べる鑑定実績と比較すると、全世界で行われた出生前DNA型鑑定に伴う鑑定の実績は僅か0.1%以下程度であると考えられます。
それほど、出生前DNA型鑑定は比較的最近に開発された鑑定であるということです。

そして、日本国内のラボで出生前DNA型鑑定を行っている会社は2018年12月現在弊社しかありません。
私たちseeDNAで行う鑑定も、お客様の信頼を得ることがとても大変で、口コミサイトなどでの評判を得るまでかなり長い時間が必要でした。
自社ラボの鑑定システムを立ち上げた当時と現在を比較すると、ありがたいことに、設備だけでなく優秀な鑑定員を増員することができました。
そのおかげで、年間1,000件に達する日々の鑑定と並行して、今までの鑑定方法を改良するための研究開発ができました。

また、ここ数か月間は、業界大手の鑑定機関よりも再鑑定率を半分まで低く抑えることに成功しています。
これは、自社ラボにおいて鑑定を行い、検体の劣化防止を図るだけでは達成できません。
この再鑑定率の減少は、弊社独自の胎児DNAの解析方法の研究実績から得られた賜物なのです。
2019年からは父権肯定確率を99.999%まで改善した新しい出生前DNA型鑑定を開発し、再鑑定率をさらに減少させることを目標として日々精進いたします。

出生前DNA型鑑定に関する国際基準は未だに制定されず、悪質業者によるいい加減な鑑定によるトラブルが多発しているのが現状ではありまが、誰もが安心して鑑定ができるように世界トップレベルの鑑定サービスをご提供いたします。
一人で悩まず先ずはご相談ください。


※ 光陰矢の如し
月日の経つのはあっという間で二度と戻ってこないから、無為に送るべきではないという戒めを含んでいる。
「光陰流水の如し」「光陰逝水の如し」ともいう。
「光」は日、「陰」は月の意味で、「光陰」は月日や時間を表す。

DNA鑑定とコンピューターテクノロジーの関連性についてご説明

1985年、RFLP(Restriction Fragment Length Polymorphism)によるDNA型鑑定が初めて公式に発表されたのと同時に、マイクロソフト社はWindowsの初バージョンといくつかの基本ソフトを出荷しました。

翌年、セルマーク社とライフコード社がマルチローカスRFLPを使用したDNA型鑑定を公式に開始したのと同時に、マイクロソフト社は株式上場を果たしました。
1990年代初頭、集団遺伝的な統計を使用することと、鑑定研究所で得られた結果の品質の問題に関してRFLPは司法界で疑問視されました。

同時期、マイクロソフト社はWindows3.0の基本ソフトで品質問題を抱えていました。

しかしながら、同社は1991年にWindows3.1を出荷する一方、DNA型鑑定技術の方では改良された手法である蛍光STR(Short Tandem Repeat)マーカーとChelex抽出が導入され、両者とも危機を脱しました。
1995年、マイクロソフト社の製品の人気は、Windows95の出荷によりさらに高まりました。
同じ年、DNA型鑑定はO.J.シンプソン事件の裁判で世の中から注目され評判を集めました。

英国では犯罪捜査ツールとして国家DNAデータベース(National DNA Database)を立ち上げ、米国では国家的なCombined DNA Index System(CODIS)というシステムを立ち上げました。

これらはWindows98の出荷と同時期です。
サンプルの処理能力と処理速度を向上するため、FBI研究所とその他多くの鑑定研究所では、事件捜査でRFLPを使用するのを2000年時点で止めました。

William Henry "Bill" Gates III

2000年1月13日に、ビル・ゲイツはマイクロソフトが新しい方向に進むために同社のCEOを辞任しました。
21世紀初頭にWindows2000とWindowsXPが開発され、その性能を伸ばし続けてきたのと同時に、ヒトゲノムの16か所の領域を調べるシングル増幅反応の新しいDNA型鑑定キットの開発により、DNA情報の多重鑑定(マルチプレックス)能力も高まってきています。

次世代シーケンサー

現在、当社では最新の分析機器と解析ソフトを用いて解析を行っています。

その中でも次世代シーケンサーは、30年前には全世界の研究者が参加するグローバルプロジェクトで10年以上はかかる解析が1日でできてしまうシステムですが、今のようなコンピューターテクロノジーがなかった時代は想像すらできなかったはずです。

コンピューターテクロノジーは更なる進化を遂げ、スーパーコンピューターを遥かに超える量子コンピューターの実用化が近づいています。
私たちは常に新しいコンピューターテクロノジーに目を向け、最先端の技術による正確な鑑定を行うべく、日々精進しております。
一生の悩みを解決できる大事なDNA型鑑定は私たちseeDNAにお任せください。

微量のDNAが告げる真実

1977年に米国で女子高生が性的暴行を受けた事件が発生しました。

被害者とされた少女の供述は、性的暴行事件の被害者である、と思われるほどの内容を含み、また少女の体から性的暴行犯の体液の検体も得られました。

しかしその実態は、ボーイフレンドとの性交後、妊娠の恐怖から避妊薬を得るために虚偽の供述をしたものでした。
少女のその嘘の供述により、ある青年が状況証拠のみで性暴行犯とされてしまい、50年の刑が求刑されました。
その青年が収監されてから5年後、その少女は良心の呵責を感じて、供述が虚偽だったとする嘆願書を提出しました。
しかしながらそれは簡単には受け入れられず、青年はその後7年にも渡る収監生活を送ることとなってしまいました。

1985年、青年の収監生活も遂に終わりを迎えます。

キャリー・マリスによってポリメラーゼ連鎖反応法(PCR)が発見されました。
この方法により、乾燥した微量の体液の検体からそのDNAを大量に増幅することが可能となりました。
このDNAを分析することで、現場のDNAがその青年に由来するDNAではないことが分かり、晴れて無罪を明らかにすることができたのです。

人ごとに保有している特定の塩基配列の種類との組み合わせは、各々異なります。

これを基にDNAを分析することで、特定の犯人を確認することができます。
そして何より、先に述べた事件当時とは異なり、現在はDNA分析に関する精度は格段に上昇し、その実験にかかる期間も大幅に短縮されています。
特定の犯人を特定する同一人鑑定や、他の弊社のDNA型鑑定により、一生の悩みが解決された多くの方の生々しい声がこちらで確認できます。
一度ご覧になってみてください。

お客様の声

DNAと遺伝子の違いとは?それぞれの意味についてご説明

「DNA」という言葉と「遺伝子」

DNA型鑑定の業務に携わっていますと、「DNA」という言葉と「遺伝子」という言葉を混同してしまっている方はとても多いものと日々感じています。専門的に学んだ方以外で、しっかりと各々の言葉の意味を伝えることができる人はあまりいないのではないでしょうか。ここで一度振り返ってみたいと思います。

DNAのつくり DNAというものは、デオキシリボース(糖)、リン酸、塩基からなるヌクレオチドが多数つながってできているものです。 そして、塩基の並び方が遺伝情報としてはたらくわけですが、配列の全てが遺伝情報となるわけではありません。 つまり、DNAには遺伝情報を含む部分と含まない部分が存在し、この遺伝情報を含む部分のDNAの一部領域のことを遺伝子といいます。 したがって、DNAは遺伝子(遺伝情報)を保持している物質であり、よく「遺伝子の本体」あるいは「遺伝情報の本体」と呼ばれます。

以上がDNAという言葉と遺伝子という言葉の説明となります。

DNAの形 またここで、DNAと染色体の関係についても確認しておきましょう。 大腸菌などの原核生物では、通常1個の環状のDNA分子が存在しています。原核生物の場合は、これを染色体と呼びます。 それに対して、ヒトなどの真核生物は、DNAは通常ヒストンと呼ばれるタンパク質に巻きつき、繊維状の構造体で核内に存在します。真核生物の場合はこれを染色体といい、数は生物種によって異なります。 このように染色体とは細胞内でDNAを安定に保持するための構造のことを指します。

一般的にはDNA=遺伝子=染色体と、同じようなもの扱いで扱う文書をよく見かけますが、実際には各々異なる言葉となりますので、意味をしっかりと理解し使い分けたいものです。

新しいDNA型鑑定法「家族性DNAテスト」とは?活用された事例もご紹介

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同一人鑑定で犯人逮捕

40年近く未解決のままであったアメリカの連続殺人事件の犯人が逮捕されました。この逮捕には、「最新」のDNA型鑑定技術が大きく関わっています。
これまでのDNA型鑑定は、現場で見つかったDNAサンプルより得られたデータを、容疑者のDNAデータや犯罪者のDNAデータベースと直接比較し、完全に一致するのを確認することで犯人を特定する方法(同一人鑑定)でした。

新しいDNA型鑑定法は「家族性DNAテスト」

これに対し、最新のDNA型鑑定というものが従来のものとどのように異なるかというと、現場で見つかったDNAサンプルより得られたデータを、犯罪者のDNAデータベースだけでなく公共のDNAデータベースとも比較します。
この比較では、データが完全に一致する対象が見つかればもちろんそこで終了ですが、仮に完全に一致する対象がいなくても部分一致している対象がいれば、犯人の血縁者候補を割り出すことができます。
これはつまり、当人自身のDNAデータが登録されて無くとも、その血縁者のDNAデータが登録されていれば犯人を絞り込むことができる、ということです。
この新しいDNA型鑑定法は「家族性DNAテスト」と呼ばれており、少なくとも20人程度の凶悪事件の犯人がこの方法によって発見されているそうです。

そして最近、この鑑定法に関連のある興味深い研究の成果が発表されました。
その研究とは、「対象となる人口をカバーするために必要なデータ数はいったいどの程度になるのか」というものです。
結果として、対象とされる人物の8親等までの血縁者に絞るためには、調べたい人口の内、たった2%のDNAデータがあれば十分である、ということが推定されました。
この研究が正しいのであれば、日本人の人口を1.25億人とした場合、250万人のデータを調べれば全国すべてを網羅出来てしまう可能性がある、ということです。

DNA型鑑定の新たな方法の導入やDNAデータベースの充実を図ることで、犯罪の検挙率が上がるのはもちろんですが、それが抑止力となることで、そもそも犯罪自体が減ることを期待したいものです。

DNA鑑定によりネッシーの正体が解明!その方法とは?

ネッシーの正体とは

先日、「幻の生物を探して」という記事で、2018年に始動した、DNA鑑定を用いてネッシーの正体を解明する試みを紹介しましたが、ついにその結果が発表されました。

ネッシーの正体

ネッシーとは、1934年以降に多くの目撃例が報告されてきた未確認生物です。その正体については、首長竜の生き残りや巨大魚などと言われてきました。しかし、目撃証言や写真の多くが、既知の生物や自然現象を誤認したもの、捏造であると判定され、大型生物の存在は否定される傾向にありました。
そこで、オタゴ大学の研究者たちはネス湖の水中に浮遊しているDNAに着目し、ネッシーの正体を解明しようと試みました。ネス湖の300か所から水を採取し、そこから得られたDNA情報を現存の生物のデータと照らし合わせました。
その結果、水中に生息する爬虫類の存在を裏付けるようなデータはなく、チョウザメやナマズなどの巨大魚のDNAも見つからなかったそうです。
一方、ウナギのDNAは非常に多く、水を採取したほぼ全ての場所で検出されたそうです。そのデータからウナギのサイズまでは特定できないものの、「これまで人々が目撃し信じてきたネス湖の怪物が、巨大なウナギである可能性は無視できない」と、教授は述べています。

ネス湖には、よく見るネッシーの写真にあるような首長竜はいないことがわかりました。しかし、巨大ウナギが存在する可能性が残っています。首長竜の生き残りがいないと判明したのは少し寂しいですが、見たこともないような巨大ウナギが生息している可能性があると思うと、わくわくしますね。